ポール・シュレイダー監督、元アシスタントへの性的嫌がらせで訴えられる

ポール・シュレイダー監督 写真:Dia Dipasupil/Getty Images
ポール・シュレイダー監督 写真:Dia Dipasupil/Getty Images
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映画『タクシードライバー』や『レイジング・ブル』、『アメリカン・ジゴロ』などの脚本を手がけたポール・シュレイダー監督が、元アシスタントへの性的嫌がらせと、和解金の支払いを撤回したとして訴えられた。

3日に起こされた訴訟によると、26歳の女性は、シュレイダーが昨年のカンヌ国際映画祭期間中に「ホテルの部屋に誘い込み、抵抗する自身を強引に抱き寄せてキスをした」と主張している。シュレイダーは、最新作『Oh,Canada(原題)』のプレミアのためにカンヌを訪れていた。

女性は2021年5月から2024年9月までシュレイダーのアシスタントとして働いていたが、事件当時、何とか自力で部屋から脱出し、逃げ出したと訴えている。

その3日後、シュレイダーの「死にそうだ、自分で荷物をまとめることもできない」といった多数の電話や怒りのメッセージを受け、女性は同監督のホテルの部屋を再び訪れた。しかし、ドアを開けたシュレイダーは「バスローブを開いた状態で裸のまま立っていた」という。女性は「恐怖に震えながら沈黙したまま」できる限り迅速に彼の荷造りを終え、部屋を後にしたと主張している。

訴訟によれば、シュレイダーは「自らの行為が歓迎されず、不快なものであることを認識していた」にもかかわらず、「意図的に嫌がらせを続け、強引に身体を触れた」とされる。訴状にはシュレイダーが女性に送ったとされるメールが含まれており、2023年5月22日には「君が私の好意を不快に感じているのはわかっている」と書かれていたという。さらにシュレイダーの誘いを拒否した後、2024年9月に「報復として解雇された」とも訴えている。

その後、女性は弁護士を立て、両者の間でシュレイダーが一定額の和解金を支払うことで合意。しかし、シュレイダーは署名を先延ばしにし、数週間後「和解に応じたら自分が許せなくなる」として、拘束力のある合意を撤回したとされる。

シュレイダーの弁護士は、米『ハリウッド・リポーター』の取材に対し、訴訟で挙げられた主張について「多くの点で事実と異なり、一部は誤解を招く表現や誇張が含まれている。シュレイダーは元アシスタントと性行為を持っていないし、試みてもいない。実際の状況は、現実とは大きくかけ離れたものとして誇張されていることが明らかになるだろう」と述べ、「我々はこの訴訟に対し、徹底的に反論する」と強く主張した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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