ケイト・ブランシェット、俳優業を引退か「私は本気です」

2度のアカデミー賞受賞歴を誇る俳優のケイト・ブランシェットが、近い将来に俳優業から引退する意向を英メディア『Radio Times』のインタビューで語った。
ブランシェットは、同メディアに対し「自分を“女優”と呼ぶのが正確かどうか分からない」としながら、「それは、私が辞めようとしているから。家族は、そう言うたびに目を丸くするけれど、私は本気です。俳優業から退くことを本気で考えています。人生でやりたいことが、他にもたくさんあるのです」と明かした。
ブランシェットの最近の出演作には、アルフォンソ・キュアロン監督によるApple TV+のシリーズ『ディスクレーマー 夏の沈黙』や、スティーヴン・ソダーバーグ監督作『Black Bag(原題)』(マイケル・ファスベンダー共演)がある。
さらに今年は、ジム・ジャームッシュ監督最新作『Father, Mother, Sister, Brother(原題)』(アダム・ドライバー共演)の全米公開が控えており、現在はゼルナー兄弟監督新作『Alpha Gang(原題)』の撮影に臨んでいる。
また同インタビューで、ブランシェットは著名人であることへの違和感について「トーク番組に出演したり、今みたいにインタビューを受けたりすると、後から自分の発言が抜粋されて、斜体で強調されて引用されることがある。そのたびに、それがすごく大げさに聞こえる。でも私はそんな人物ではありません」と語った。
「私は常に物事の周縁にいるように感じてきました。だから、どこかに“属している”と感じるときは、いつも驚きがあります。私はどんな環境にも好奇心を持って飛び込みますが、受け入れてもらえることを前提にはしていません。心地よくないという感覚に慣れるまでに、私は人生のほとんどを費やしてきたのです」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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