映画『プレデター:最凶頂上決戦』レビュー:プレデターVS忍者、革新的なアニメ作品が誕生

映画『プレデター:最凶頂上決戦』写真:Courtesy of 20th Century Studios
映画『プレデター:最凶頂上決戦』写真:Courtesy of 20th Century Studios
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6月6日よりディズニープラス スターで配信されている、ダン・トラクテンバーグ監督の新作アニメ映画『プレデター:最凶頂上決戦』。本作は、2022年に批評家から高く評価された映画『プレデター:ザ・プレイ』と、11月7日に劇場公開予定の『プレデター:バッドランド』との間をつなぎ、ファンが楽しめる作品に仕上がっている。

『プレデター:最凶頂上決戦』は3章+最終章のアンソロジー形式で構成されており、シリーズの多様性を見事に示している。物語はそれぞれ、1世紀、17世紀、20世紀を舞台としており、プレデターがどの時代に登場しても成立することが証明されている。

第1章「盾」ではヴァイキングの女性戦士が登場し、自分を裏切った者たちに残忍な復讐を果たそうとするが、そこにプレデターが現れ、計画は狂わされる。戦国時代の日本を舞台とした第2章「剣」は、確執を抱える2人の兄弟が力を合わせてプレデターに立ち向かう。そして、第二次世界大戦中を舞台にした第3章「弾」では、若きパイロットが飛行隊を脅かす予想外の敵と対峙することになる。

脚本家ミチョ・ルターレは、トラクテンバーグ監督と共同で構想を練ったストーリーをもとに、きわめて巧妙かつ満足度の高い形で各章を結びつけている。『プレデター:最凶頂上決戦』は、単なるパーツの寄せ集めに終わらない作品として、完成していると言えるだろう。

特筆すべきは、『プレデター:最凶頂上決戦』が熱心なファンが求めるノンストップアクションをしっかりと提供している点だ。アニメ作品であることに妥協は一切なく、過激な暴力表現や血みどろの描写の数々によって、R指定にふさわしい内容となっている。さらにビジュアルも、作品の世界観にうまくマッチしている。

また、シリーズの過去作へのオマージュや、今後の展開を示唆するヒントも数多く盛り込まれており、SNS上での話題性も十分に期待できる内容となっている。

映画『プレデター:最凶頂上決戦』は、ディズニープラス スターで独占配信中。

<『プレデター:最凶頂上決戦』作品情報>

・配信日:6月6日(ディズニープラス)
・キャスト:リンジー・ラバンチー/ルイ・オザワ/リック・ゴンザレス/マイケル・ビーン
・監督:ダン・トラクデンバーグ

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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