『君の声を聴かせて』主演のホン・ギョン自信「恋に落ちることがしっかり描かれている」

映画『君の声を聴かせて』チョ・ソンホ監督、ノ・ユンソ、ホン・ギョン、キム・ミンジュ
左からチョ・ソンホ監督、ノ・ユンソ、ホン・ギョン、キム・ミンジュ ©︎The Hollywood Reporter Japan
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韓国映画『君の声を聴かせて』のジャパンプレミアが28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、来日した主演のホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュとチョ・ソンホ監督が出席した。

2009年の台湾映画『聴説』のリメイク。大学卒業後も進路を決められずにいるヨンジュンと、競泳で五輪を目指す妹のガウルを支える聴覚障害者ヨルムとの手話によるみずみずしいラブストーリーだ。

『君の声を聴かせて』ホン・ギョン
ホン・ギョン ©︎The Hollywood Reporter Japan

クランクイン前に2カ月半から3カ月をかけて、3人で手話を習ったという。ヨンジュン役のホンは「ゆっくり学ぶことができて、3人が自然に親しくなる時間が持てた。大変だったけれど、それはネガティブな意味ではなく楽しく学べた。言葉を交わすのとは違って、全神経を集中させ目を合わせる必要があった。今後生きていく上で、役に立つ経験だった」と振り返った。

ヨルム役のノも、「最初はプレッシャーがあったけれど、思っていた以上に楽しかった。非言語的表現も、演技面においていろいろ学んで成長できた」と笑顔。ガウル役のキムは「2人と息を合わせることで気持ちが楽になり、演技の上でも助けになった」と手応えを口にした。

韓国映画『君の声を聴かせて』ノ・ユンソ
ノ・ユンソ ©︎The Hollywood Reporter Japan

キムは日韓のアイドルグループ「IZ*ONE」のメンバーとして活躍し、何度も来日経験があるが女優として映画のプロモーションは初めて。「久しぶりの日本でとてもうれしく、いつも待っていてくれているファンの気持ちもうれしい」と感慨深げ。対するホンは、「日本の映画や俳優が大好きで、大好きな都市・東京に来られてうれしい」と声を弾ませ、「イエーッ、サンキュー」と雄叫びを上げて喜びを表現した。

チョ監督は、3人のキャスティングについて「資料を見て思い描いていた3人だと思い、一人一人に会って確信した」と説明。ホンはその言葉に満足げにうなずき、「誰もが人生において、一目ぼれをしたことがあると思う。そのときめき、緊張感、感情を刻みたかった。最近はいろいろな壁が立ちはだかって、恋をするのも難しくなっているかもしれないが、初めて恋に落ちることがしっかり描かれているので、ひたすら楽しんでほしい」と自信のほどをアピールした。

『君の声が聴きたい』は、9月26日に全国で公開される。

韓国映画『君の声を聴かせて』キム・ミンジュ
キム・ミンジュ ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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