『国宝』、第98回アカデミー賞最終候補作リスト入り ―― 国際長編映画賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門で快挙
米映画芸術科学アカデミーが現地時間12月16日、第98回アカデミー賞の12部門におけるショートリストを発表し、日本の大ヒット映画『国宝』が、国際長編映画賞およびメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門で最終ノミネート候補作に選出された。
『国宝』は、国際長編映画賞では候補15作品、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では候補10作品のうちの1本に選出。現地時間1月12日から16日にかけて行われる投票によって、ショートリストの中からノミネート作品(国際長編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞はいずれも5本)が決定し、1月22日にノミネーションが公式発表される。
吉田修一の同名小説を原作とする映画『国宝』は、上方歌舞伎の名門に迎えられた任侠の血を引く青年・喜久雄(演:吉沢亮)と、華麗なる血筋を継ぎ、将来を約束された御曹司・俊介(演:横浜流星)がライバルとして火花を散らし、互いに芸を磨き合いながら、それぞれの人生が劇的に変化していくさまを描いた物語。日本では2025年6月6日に公開され、11月24日までに興行収入173億7,739万4,500円を突破。実写邦画の歴代興収1位にランクインする大快挙を達成した。
『国宝』は今年11月より、アカデミー賞に向けたキャンペーンを本格的にスタート。李相日監督と主演の吉沢亮がロサンゼルスおよびニューヨークを訪れ、現地での舞台挨拶にも登壇した。さらに現地時間12月11日には、トム・クルーズがロサンゼルスで『国宝』の特別上映会を主催したことでも話題となった。今回のショートリスト入りにより、オスカー獲得へ向けて大きく前進した形だ。
第98回アカデミー賞授賞式は、2026年3月15日(現地時間)に開催される。
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