アカデミー賞の会長、“ウィル・スミスの平手打ち事件”への対応は「不十分」だったと発言

ジャネット・ヤン、ウィル・スミス 写真: © HOLLYWOODREPORTER/GETTY IMAGES
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アカデミー団体(“AMPAS”)の会長ジャネット・ヤン氏は、昨年の授賞式でウィル・スミスクリス・ロックを平手打ちした事件後の対応が“適切”ではなかった、と語った。今後は、「迅速に、最善を追求しながら決断力ある態度で同様の問題に対処していく」という。

ヤン氏は、「ステージ上の出来事は、前例がなく許し難いものでした。そして、組織の事後対応は不十分だったと言えます。特に危機的状況の場合においては、団体として透明性を確保し、行動責任を負わなければなりません。それがこの出来事の教訓です」と述べた。

さらに、「前に進むほかありません。業界内で変化を起こし、最高の基準を維持していくことをお約束します」と続けた。

事件後は、協議のうえウィル・スミスは今後10年間にわたり授賞式への出席を禁止された。スミスは、“自身の行為を深く後悔している”とSNSに投稿、すでにアカデミー団体を自ら脱会している。

そして、ヤン氏はスピーチの後半で、「アカデミーの目的は、アーティストや観客が1つにまとまることです。個々の力が集結すれば、誰にも止められない巨大な力となります。ともに成長しましょう」と語った。

※オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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