宮崎駿、新海誠ら日本人7人が選出!米『ハリウッド・リポーター』が発表「アニメ界で最も影響力のある60人」
米誌『ハリウッド・リポーター』が、アニメーション業界で大きな影響力を持つ人物を選ぶ初の「アニメーション・パワー・リスト」を発表した。
▼宮崎駿、新海誠ら日本人7人が選出!アニメ界の重要人物60人
今回のリストには、作品のクオリティーを支えるクリエイターだけでなく、スタジオの成長や世界市場への進出を牽引する経営者も選ばれた。日本からは、本田雄、近藤光、宮崎駿、新海誠ら日本のアニメーション界を代表する7人も名を連ねている。
■本田雄|作品の魅力を支える卓越した作画
アニメーター(『新世紀エヴァンゲリオン』『君たちはどう生きるか』)
本田雄は、アニメーターたちからも高く評価される存在だ。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで描いた迫力あるアクションから、登場人物の繊細な感情を表現する静かな場面まで、その作画技術は際立っている。
宮崎駿監督も本田の才能を高く評価しており、2024年にアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『君たちはどう生きるか』では、作画監督を任せた。
■近藤光|ufotableを世界的なアニメスタジオへ

ufotable 代表取締役
近藤光は、アニメーション制作会社ufotableを世界的に知られるスタジオへと成長させた立役者だ。
2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、日本映画の歴代興行収入記録を更新し、世界興行収入5億ドル(約790億円)以上を記録。さらに、2025年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は世界興行収入7億9,000万ドル(約1,248億円)を超えるヒットとなった。
■宮崎駿|世界のアニメーションに影響を与え続ける巨匠

監督(『千と千尋の神隠し』『君たちはどう生きるか』)
スタジオジブリの共同創業者である宮崎駿は、日本のアニメーションを代表する監督の一人だ。手描きによる豊かな色彩や緻密な背景美術、ファンタジーと深い人間ドラマを融合させた作風は、世界のアニメーションに大きな影響を与えてきた。
同誌は、宮崎が生み出してきた作品群を、アニメーション界でも屈指の影響力を持つものとして評価。引退をめぐる動向にかかわらず、宮崎がこの表現分野に与える影響は計り知れないとしている。
■大塚学|MAPPAの世界的な成長を牽引

MAPPA 代表取締役社長
2016年にMAPPAの社長に就任した大塚学は、同スタジオを世界的な存在へと押し上げてきた人物だ。『呪術廻戦』や『チェンソーマン』など、国際的な人気を獲得した作品を次々と送り出している。
吉原達矢監督による劇場版『チェンソーマン レゼ篇』もヒットを記録し、世界累計で1億6,200万ドル(約256億円)を超える興行収入を達成した。設立15周年を迎えたMAPPAは、Netflixとの戦略的パートナーシップも拡大。新作アニメーションの開発から世界配信まで、グローバル市場を見据えた取り組みを強化している。
■新海誠|映像美と興行力で世界を魅了

監督(『君の名は。』『すずめの戸締まり』)
新海誠は、精緻な背景描写と繊細な感情表現を特徴とする作品で、国内外の観客を魅了してきた監督だ。『君の名は。』と『すずめの戸締まり』は日本国内で大きな興行的成功を収め、世界的な日本アニメ人気を後押しした。
デジタル技術を駆使した映像表現と確かな興行実績は海外でも高く評価されている。アニメ配信サービスのクランチロールは、新海監督の次回作(タイトル未定)について、アジアとインドを除く全世界での配給権を獲得している。
■西本修|人気アニメの世界展開を担うアニプレックス社長
アニプレックス 社長
西本修が率いるアニプレックスは、『鬼滅の刃』『Fate』『ソードアート・オンライン』など、数々の人気シリーズを手がける企業だ。
事業領域は映像制作だけにとどまらず、ゲーム、映画配給、ライセンス、グッズ、ライブイベントなど幅広い分野に及ぶ。クランチロールとの連携を通じて世界配給を推進するなど、日本のアニメーション作品を海外市場へ届けるうえでも重要な役割を果たしている。
■鈴木敏夫|ジブリの伝統を守りながら新たな展開へ

スタジオジブリ 代表取締役議長(『千と千尋の神隠し』など)
スタジオジブリの代表取締役議長を務める鈴木敏夫は、『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『ハウルの動く城』など、世界的に評価される作品を送り出してきたスタジオを支えてきた。
手描きアニメーションの伝統を守りながら、デジタル配信や国際的なコラボレーションにも取り組み、ジブリの新たな可能性を切り開いている。
▼ディズニーから『KPOPガールズ』まで、世界のアニメを牽引する人物たち

Netflixの話題作『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』からは、監督のマギー・カンとクリス・アッペルハンスが選出された。ディズニーからは、『ズートピア2』を手がけたジャレド・ブッシュや、『アナと雪の女王』のエルサなどのキャラクターデザインに携わったジン・キムが名を連ねている。
ピクサーからは、『私ときどきレッサーパンダ』のドミー・シーや、ピート・ドクターCCOが選出。さらに、『怪盗グルー』や『ミニオンズ』シリーズを手がけるイルミネーションのクリス・メレダンドリ、『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズのフィル・ロードとクリス・ミラーも名を連ねた。

そのほか、『ザ・シンプソンズ』のマット・グレイニングやマット・セルマン、『ウォレスとグルミット』のニック・パーク、YouTubeで3,400万人以上の登録者を持つアラン・ベッカーも選出された。大手スタジオからオンライン発のクリエイターまで、多様な才能がアニメーションの可能性を広げている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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