【独占】トム・クルーズが6月に俳優組合の交渉に参加していた “スタントパフォーマー”と“AI”についてスタジオ側に要求

トム・クルーズ 写真: ©MIKE COPPOLA/WIREIMAGE
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AI問題は全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)にとって、トム・クルーズが6月の交渉に参加し、映画テレビ制作者同盟(AMPTP)に組合側の懸念について訴えかけたほど重要だ。

AIの件に加え、クルーズはスタントパフォーマーの対する組合の姿勢をサポートするようAMPTPに要求。さらに、コロナ禍後に映画館が置かれている複雑な状況に関し、SAG-AFTRAの担当者らと言葉を交わした。

SAG-AFTRAは、専門知識を有する俳優を交渉の場に呼ぶことがある。組合員なら誰でも発言のリクエストをすることができ、組合側は彼らが参加する価値を評価する。どうやら組合は、クルーズの観点に価値を見出したようだ。

コーディネーター・パフォーマーなどスタントのプロに関わる提案は、ほんのわずかだった。スタジオ・ストリーマーとの交渉では他にも、演技がAIに取り込まれた際には俳優の合意と適正な報酬を保証するよう要求した。

クルーズの参加にもかかわらず、7月12日SAG-AFTRAとAMPTPの5週間にわたる交渉は決裂。14日より、俳優らはニューヨークやロサンゼルスでストを決行し、『ミッション: インポッシブル8』を含むプロダクションが停止されることとなった。

また映画館が立たされている状況を鑑み、クルーズは俳優がスト中も映画を宣伝できるよう組合に要求したとみられる。交渉に出席した関係者は“不快な訴えだった”と語った。

現在SAG-AFTRAのルールでは、インタビューのほか、SNSでも宣伝活動を行うことを禁止している。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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