大沢たかお「沈黙の艦隊」の続編に意欲「期待して待っていてほしい」

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俳優の大沢たかおが主演の映画「沈黙の艦隊」が29日、全国381館で封切られた。大沢は共演の玉木宏、上戸彩、中村蒼、江口洋介と吉野耕平監督とともに東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶。「楽しんでいただけたと信じている」と手応え十分の様子だった。

1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、かわぐちかいじ氏の同名コミックが原作。日本初の原子力潜水艦シーバットの艦長が、核弾頭の存在を盾に独立国家やまとを宣言し世界に選択を迫る海洋アクションだ。

コミックは全32巻に及ぶため、プロデューサーも兼ねる大沢は「この先、どうなるんだよと思われる気持ちも痛いほど感じています」と苦笑。今回の映画では、独立を宣言するところまでしか描かれておらず、「これは壮大な船出であり、ここからが始まり。余すところなく描くため、この映画をどんどんやっていけるよう期待して待っていてほしい」と続編を示唆した。

するとユースケが、「確実に2はあります。もっと言えば、5までやってもいい。なんなら僕のスピンオフを作ってくれてもいい」と勝手にシリーズ化を宣言。決断を迫られた吉野監督は、「それぞれの登場人物のその先を僕も見てみたいと思っている」と含みを持たせた。

海上自衛隊や防衛相の協力を得ており、公開に先立って議員会館での試写会も開催。木原稔防衛相らが観賞し、大沢は「国の平和、未来を思う、中核にいる方たちに見ていただけて有意義な時間だった。いただいた協力に改めて感謝します」と感慨深げに振り返った。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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