トム・ハンクスがAIを利用した宣伝に注意喚起: 「私は全く関わっていない」

トム・ハンクス 写真: ©DIA DIPASUPIL/GETTY

オスカー俳優トム・ハンクスが1日、自身のインスタグラムでファンに向けてオンライン上に公開されている動画について注意喚起した。

「注意してください!! 私を模したAIが歯科保健について宣伝する動画が出回っています。私は全く関わっていません」と自身のAI画像とともに投稿した。

以前、エンタメ業界におけるAI使用について意見を述べていたハンクス。最初に自身の肖像を大量に利用された映画は、『ポーラー・エクスプレス』だったという。

5月に出演したポッドキャスト番組では、「こういう日が来るとは分かっていた。コンピューターの中の0か1から、顔やキャラクターを作り出すことが出来るとね。以来、今やその数は10億倍に増え、どこにでも散らばっている」と思いを明かした。

さらに、自身のAI版があれば、何かが身に起きても演技を続けられるかもしれないと語った。

「明日バスに轢かれるかもしれない。それでも、演技はこれからも続いていく。AI・ディープフェイクには、実物のようなクオリティーを持たせなければならない。それは芸術的な課題でもあるし、法的な問題にもなる」

ハンクスは脚本家スト開始直後にポッドキャスト番組に出演。全米脚本家組合(WGA)・俳優組合(SAG-AFTRA)はAIに関する契約内容に異議を唱え、今夏にかけて同時ストを行った。

脚本家ストは先週27日に公式に終了。スタジオは、AIによる脚本執筆やリライトに対して脚本家を保護することで合意した。新たな契約によると、脚本家はAI使用を要求されることはなく、会社側はAIが生成した資料を渡す場合はその旨を明かさなければならないという。

俳優ストは依然続いており、SAG-AFTRAとスタジオは脚本家ストが終了した日に声明で10月2日に交渉を再開すると伝えた。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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