ザック・スナイダー監督「REBEL MOON」での日本映画の影響語る「美意識は顕著に出ている」

「REBEL MOON1」来日会見
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Netflix映画「REBEL MOON パート1:炎の子」のザック・スナイダー監督、出演のソフィア・ブテラ、ペ・ドゥナ、エド・スクライン、プロデューサーのデボラ・スナイダーが11日、東京・フォーシーズンズホテル大手町で来日会見を行った。

銀河の片隅にある平穏なコロニーに巨大帝国マザーワールドの脅威が迫り、謎の女性コラが集めたさまざまな境遇の戦士たち「レベルズ」が立ち向かっていく、壮大なSFアクション叙事詩。構想20年といわれているが、スナイダー監督は「だいぶ長く開発していたが、アイデアの発端は1977年。11歳の時に『スター・ウォーズ』を見て、僕にもできるかもと思ったんだ」と冗談めかしながら念願の企画だったことを明かした。

アニメーションや漫画など日本文化に影響を受けていることでも知られ、今回も「剣術のアクションもあるし、強いて挙げれば『七人の侍』。随所にちりばめられているが、美意識を受け継いだところは顕著に出ているかな」と強調。

妻でもあるデボラは、「完全なオリジナルで、全てがザックの頭の中にあり過去に例がないからとてもチャレンジングでした。ゼロからこの世界を作り上げ、その中でリアリティを出すことが大切だったのでディテールにまでこだわっています」と解説した。

主演のコラ役に抜てきされたブテラは、バレエや新体操での実績があり「ダンサーとしての経験は全てにおいて役に立った。持ち合わせていなかったのは、銃の持ち方だけ。間違えないように常にスタントチームと練習し、ザックもひじの角度などを直してくれた」と笑顔。

撮影は約5カ月に及んだが、「キャラクターとして没入して過ごした結果、魔法のように見入ってしまう作品になった」と胸を張った。

剣の達人ネメシス役のペも、「自分の格闘シーンも、こんなことやったのか?と思えるくらい想像以上のものになっていて本当にビックリした。皆さんに見てもらうのが待ち遠しい」と期待。

帝国側で悪役だったスクラインは、「映画を作るのはリレーのようなもの。僕たちは完走し、あとは皆さんにバトンを渡すだけ」と自信のほどをうかがわせた。

11人組グローバルグループINIの池﨑理人がゲストで登場。スナイダー監督らに名前とカタカナで「レベルムーン」と書かれたはんてんをプレゼントし、「想像の10倍のスケールで、アクションもド迫力。大ヒットすることを祈っています」とエールを送った。

「REBEL MOON パート1:炎の子」は、12月22日から配信開始。「パート2:傷跡を刻む者」が、来年4月19日から配信される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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