JO1川西拓実、初主演映画『バジーノイズ』は「絶対に後悔させない作品」

川西拓実
川西拓実

グローバルボーイズグループJO1の川西拓実と俳優の桜田ひよりがダブル主演する映画『バジーノイズ』の完成披露試写会が15日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。

2人は共演の井之脇海、栁俊太郎、円井わん、風間太樹監督とともに上映前に舞台挨拶。映画初主演の川西は、「スクリーンに自分が映し出されるのは少し恥ずかしかったが、本当に思い入れがあって一生忘れられない、見てくださる方を絶対に後悔させない作品になりました」と豪語した。

独りで音楽制作に没頭しているだけで良かった青年と、彼を外の世界に導こうとするヒロインの青春音楽映画。川西は自身でも楽曲制作をしており、「音楽は昔から聴くのも歌うのも好きで、JO1になっても曲作りを繰り返す毎日。いつも側にある、それくらい大切にしている」と、役柄との共通点を明かした。

桜田は千葉出身だが、全編関西弁のセリフに挑戦し「脚本とセリフの音源をもらって、方言指導の方にも入ってもらい練習しましたが、全部が苦労でした。関西の人が違和感を抱いたら映画に集中できないし、方言にばかり意識を向けると演技がおろそかになるので」と苦笑交じりに述懐。兵庫出身の川西から教えてもらうことはなかったのか問われると「それはないです」と言下に否定しつつ、「見守ってくれていたので心強かった」と振り返った。

2022年のフジテレビドラマ「silent」などで知られる風間監督は、同名人気コミックの映画化に当たり「18年の刊行当初に読んで、刻一刻と時代が巡る音楽業界の今を投射したかった。そして、音楽描写の秀逸さをどう具現化するかを目指した」と解説。そして、「僕も人間関係ではいつも緊張して不安を持っている。そういう人の緊張の糸が緩むような作品。音楽はもちろん、日常の音にも耳を傾けてほしい」とアピールした。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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