ダニエル・クレイグ、主演作『Queer』ヴェネツィア上映に感動 ― 9分半の拍手喝采に包まれる
現地時間3日、ヴェネツィア国際映画祭でルカ・グァダニーノ監督最新作『Queer(原題)』のワールドプレミアが開催され、キャストのダニエル・クレイグ、ドリュー・スターキーが会場に駆けつけた。
会場には、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルやクレイグの妻、レイチェル・ワイズの姿も見られ、上映終了後は9分半のスタンディングオベーションが巻き起こった。観客からの拍手喝采に、主演のクレイグが感極まった様子を見せる一幕もあった。
Queer world premiere just wrapped with huge 9.5 minute standing ovation for the wild Luca Guadagnino art film. Yes, it has racy elements but it’s more an experimental art film about love, addiction, a complicated man’s journey thru life. #Venezia81 pic.twitter.com/Kpl6fBCqGo
— Chris Gardner (@chrissgardner) September 3, 2024
作家ウィリアム・S・バロウズによる小説に基づく『Queer』は、40年代後期のメキシコシティを舞台に、ドラッグ・アルコール中毒の50代のアメリカ人男性・ウィリアム(クレイグ)が、青年・ユージーン(スターキー)との恋に溺れるさまを描く。
脚本は、グァダニーノの前作『チャレンジャーズ』のジャスティン・カリツケスが務め、音楽はオスカー受賞歴を誇るトレント・レズナーとアッティカス・ロスが担当。さらに、衣装は「ロエベ」のクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンが手がけた。
キャストには、300人の若手俳優の中からユージーン役に選ばれたドリュー・スターキー(『アウターバンクス』)のほか、レスリー・マンヴィル、ジェイソン・シュワルツマンらが名を連ねている。また、ヒット曲「Evergreen」で知られ、ゲイであることを公表している新星ポップ歌手、オマー・アポロが本作で俳優デビューを飾った。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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