『ノスフェラトゥ』5月に日本公開決定 ― オスカー4部門にノミネート、至極の“吸血鬼”映画

リリー=ローズ・デップ、映画『ノスフェラトゥ』写真:© 2024 Focus Features LLC. All rights reserved.
リリー=ローズ・デップ、映画『ノスフェラトゥ』写真:© 2024 Focus Features LLC. All rights reserved.
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映画『ウィッチ』や『ライトハウス』のロバート・エガース監督が現代に放つ、恐ろしくも美しいゴシック・ロマンスホラーの新作『ノスフェラトゥ』が、5月16日(金)に日本公開されることが決定。あわせて、主人公エレンを演じるリリー=ローズ・デップの姿を切り取った場面写真が解禁となった。

『ノスフェラトゥ』は2024年に世界各国で封切られ、エガース監督の歴代公開作品史上最大のヒットを記録。今年開催の第97回アカデミー賞®では、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門にノミネートされている。

■3度目の挑戦で悲願の映画化

吸血鬼ノスフェラトゥ 《IVC BEST SELECTION》 [DVD] 引用元:Amazon
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幼少期にF・W・ムルナウ監督によるサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)に夢中になったエガース監督は、高校時代にも同作の舞台化脚本を友人と共同執筆するなど「ノスフェラトゥ」(吸血鬼の総称)の存在に魅了され続けてきた。

ハリウッドで監督デビュー後、同作の映画化を幾度も試みたが挫折。そしてこのたび、3度目の挑戦で悲願の映画化を達成することになった。

■あらすじ

不動産業者のトーマス(ニコラス・ホルト)は、仕事のため自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)へ会いに行く。トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ローズ・デップ)は夫の友人宅で過ごすが、ある時から夜になると夢の中に現れる得体のしれない<彼>の幻覚と恐怖感に悩まされるようになる。時を同じくして、夫のトーマス、そしてエレンが滞在する街に様々な災いが起こり始める。


ウィッチ(字幕版) 引用元:Amazon
ライトハウス (字幕版) 引用元:Amazon

■映像への徹底したこだわり

ついに映画化という悲願を叶えたエガース監督は、スタジオに当時の建物を研究した約60ものセットを組み、さらには実際のねずみ約2000匹を使って撮影をするなど、本物志向の映像表現を実現。現実と錯覚するようなリアルな質感が、観客を恐怖へと誘う。

■豪華キャストが集結

本作には、人気と実力を兼ね備えた豪華なキャスト陣が集結。本格的なホラー映画デビューを果たすリリー=ローズ・デップをはじめ、映画『IT/イット』シリーズのペニーワイズ役で知られるビル・スカルスガルド、エガース監督とは3度目のタッグとなるウィレム・デフォー、そして『フォールガイ』や『クレイヴン・ザ・ハンター』など話題作への出演が続くアーロン・テイラー=ジョンソンが顔を揃えている。

映画『ノスフェラトゥ』は5月16日(金)、TOHOシネマズ シャンテほかにて公開。

記事/和田 萌

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