JO1、ついに世界へ!メンバーが語る、初のワールドツアーと新アルバム『BE CLASSIC』【インタビュー】

JO1 写真:Lapone Entertainment
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日本の11人組のボーイズグループ・JO1。韓国の人気オーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の上位合格者11人に選出されたリーダーの與那城奨をはじめ、川尻蓮白岩瑠姫河野純喜佐藤景瑚川西拓実木全翔也大平祥生金城碧海鶴房汐恩豆原一成で結成された。

デビューのタイミングは決して理想的とは言えず、公式デビューを果たした数週間後に新型コロナウイルスが世界を襲った。しかし、それから5年が経ち、JO1はすでにベストアルバムをリリースするまでに成長している。

デビュー以来、JO1は国内で着実に人気を高め、Billboard Japan Hot 100チャートで8曲のシングルが1位を記録。さらに昨年からは海外での活動にも力を入れており、今回のワールドツアーではLAとNYでの初の単独アメリカ公演を開催、チケットはソールドアウトとなった。そして今月末には、東京ドームでの2日間のツアー最終公演が控えている。

アメリカツアーの成功と東京ドーム公演の準備の合間に、JO1はベストアルバム『BE CLASSIC』をリリース。収録曲は、JO1のファン・JAM(ジャム)の投票によって決定された。

JO1はLA滞在中に米『ハリウッド・リポーター』のインタビューに応じ、初めて海外のファンと交流した感想や、メンバー同士がどのようにして互いにリスペクトし合っているか、そして今後の目標について語った。

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――――――アメリカでの公演はどうでしたか?また、コンサートを長い間待ち望んでいたファンと直接会えたことについて、どのように感じていますか?

木全翔也:アメリカのJAMのみんなと、言葉の壁を越えて一緒に歌って踊ることができたのは、本当に素晴らしい経験でした。

エンパイア・ステート・ビルディングを訪れた JO1 写真:Roy Rochlin/Getty Images for Empire State Realty Trust
エンパイア・ステート・ビルディングを訪れた JO1 写真:Roy Rochlin/Getty Images for Empire State Realty Trust

――――――観客やファンについて、予想外だった驚くべきことはありましたか?

金城碧海:本当に驚いたことの1つは、JAMのみんなのエネルギーがあふれすぎていたからかもしれませんが、犬のように『ワンワン』と吠えている人がたくさんいたことですね。客席を見渡すと、ピットブルのように吠える人もいれば、子犬のように吠える人もいたんです。だから、自分も一緒になって『ワンワン』と吠えていました。

――――――みなさんはとても親しみやすく、メンバー同士の強い絆を感じます。グループの規模や、もともとオーディション番組で競い合っていたことを考えると、それは簡単なことではありません。個人として成長しながら、どのようにしてお互いに絆を築いてきましたか?

河野純喜:最も大切なのは、メンバーを信じること、そして未来を信じることですね。ただひたすらメンバーを信じて、お互いにベストを尽くします。

――――――アーティストとして、メンバー同士から学んだことはありますか?

白岩瑠姫:今回のライブの準備では、初めてそれぞれのソロダンスを披露することになりました。メンバーが一人ひとり熱心にパフォーマンスする姿を見て、改めてみんながどれほど情熱を持っているのかを実感したんです。そして、もう一度全員を尊敬する気持ちになりました。自分のソロダンスは最終日に披露したのですが、そのときはただ『こんなにも情熱を持って、全員がここまでやり遂げたことが本当にすごい』と感じていましたね。

――――――グループとして様々な変化を経験し、新たな挑戦もされています。アーティストとして、どのように世界に見られたいですか?

河野純喜:JO1の最大の特徴は、『自由』だと思います。パフォーマンス中もとても自然体で、メンバーそれぞれがやりたいことをやっています。それこそが、自分たちの音楽にとって最も大切なことなんです。

(左から)與那城奨、河野純喜、佐藤景瑚、河野が声優を務めた映画『白雪姫』のワールドプレミアにて 写真:Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic
(左から)與那城奨、河野純喜、佐藤景瑚、河野が声優を務めた映画『白雪姫』のワールドプレミアにて 写真:Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

――――――音楽制作において、成長とともに好みや楽しいと感じるものが変化することはよくあります。以前よりも、色々なものに引き付けられるようにになったと感じますか?

川尻蓮:多くの楽曲を歌ってきて大きく変わったと感じるのは、それぞれのメンバーがどのような楽曲や役割に向いているのかが明確になったことです。このダンスはこのメンバーに合っている、このパートは豆がいい、これは純喜が向いているというように、それぞれの得意なことや苦手なことを理解できるようになりました。それが、大きな変化の1つですね。

――――――ベストアルバム『BE CLASSIC』、そして収録曲を選ぶプロセスについて教えてください。

大平祥生:楽曲の選定は、いくつかの要素を組み合わせて行われました。最初に、事務所から候補となる楽曲のリストが提示されたんです。そして、僕たちはグループ自体がファンの投票によって選ばれて結成されたものなので、このアルバムの楽曲も同じように投票で決めたいと考えました。そこで、JAMのみんなに好きな楽曲を選んでもらい、その結果をもとに最終的な収録曲が決まりました。だからこそ、このアルバムはファンと一緒に作り上げた作品だと強く感じています。

――――――ベストアルバムを出すことで、これまでの活動を振り返る機会にもなったと思います。それによって、今後挑戦したいことは見えてきましたか?

豆原一成:これまで様々なツアーを行ってきたが、その多くは日本国内でのものでした。4月には東京ドームでのライブが控えていますが、今後は日本全国のドームツアーもやってみたいですね。

河野純喜:僕は、ドームツアーまではアイスクリームを食べないと決めているんです。

――――――特にデビュー当初は、アーティストとして東京ドームでの公演は大きな夢だったと思います。実際にそこでパフォーマンスをすることについて、今どのように感じていますか?

川西拓実:まず最初に感じるのは、やはり緊張です。しかし、東京ドームのような大きな会場でパフォーマンスすることは、自分の夢でした。最も大切なのは、自分自身のパフォーマンスを最大限に発揮し、ファンのみんなが心から楽しめるようにすることです。

――――――今回のツアーでは、初めて海外のファンと会う機会もありましたが、それによって何か特別な気持ちが生まれましたか?

鶴房汐恩:愛で胸がいっぱいになりましたね。

――――――これからのキャリアを考える上で、まだ挑戦していないことで特にやりたいと思うことはありますか?

與那城奨:コーチェラのステージに立つことが目標です。とても大きな舞台で、僕たちの将来の目標ですね。そのためには、もっと練習を重ね、英語のスキルも向上させなければなりません。決して不可能なことではないので、一生懸命頑張ります。

――――――最近ハマっているポップカルチャーはありますか?

木全翔也:最近、ロブスターロールにハマっています。実は昨日も食べたんです。どんな質問でもロブスターロールの話をしてしまうくらい好きですね。

佐藤景瑚:ずっと前からハマっているのは、マーベルです。今でも大好きで、特にトレーニングをしながらマーベル映画を観ています。スパイダーマン、キャプテン・アメリカ、アイアンマン……彼らのようになりたいですね。それが僕の目標です。

河野純喜:誰になりたいの?

佐藤景瑚:スパイダーマン。家には、(ソーの)ハンマーや(キャプテン・アメリカの)のシールドもあるんですよ。

川西拓実:僕はサッカーが大好きで、特にクリスティアーノ・ロナウドが好きです。(メンバー爆笑) 本当にロナウドが好きで…… Siuuu!!!(ロナウドのゴールパフォーマンス)(笑) それに野球も15年間やっていました。ドジャースタジアムにも行って、レアな(東京シリーズの)大谷翔平選手のユニフォームを買いました。

LAで開催された「iHeartRadio Music Awards 2025」に出席したJO1 写真:Phillip Faraone/Getty Images for iHeartRadio
LAで開催された「iHeartRadio Music Awards 2025」に出席したJO1 写真:Phillip Faraone/Getty Images for iHeartRadio

――――――最後に、ファンへ伝えたいメッセージはありますか?

白岩瑠姫:グループとして活動を始めてから、もう5年が経ちます。今回、初めて自分たちだけでアメリカに来て、ずっと待っていてくれたファンの前でパフォーマンスをすることができました。これからも必ずまた戻ってきて、さらにクオリティの高いパフォーマンスを届けたいです。そして、アメリカのファンのみんなにも最高に楽しんでもらえるような時間を作りたいと思っています。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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