伝説的ギタリスト、ジェフ・ベックが死去: 惜しむ声が相次ぐ「彼のようにギターを演奏できる人は誰もいない」
現地時間10日(火)、その革新的な演奏スタイルで“ギターの名手”と称された伝説的ギタリスト、ジェフ・ベックがイングランド・サリー州の病院で細菌性髄膜炎により死去した。78歳だった。
ベック氏は、同じく世界的ギタリストのエリック・クラプトン、ジミー・ペイジも所属したロックバンド、ヤードバーズの元メンバーで、ジェフ・ベック・グループとしても活躍し、ロックの殿堂入りを2度果たした。
ソーシャルメディアには、ベック氏と交流があった大物ミュージシャンから、追悼の声が相次いでいる。
昨年発売したアルバム『ペイシェント・ナンバー9』でベック氏と共演したオジー・オズボーンは、「@JeffBeckMusic’sの死を知り、この悲しみは言葉にできない」とツイート。「彼の家族、友人、多くのファンにとって、非常に大きな喪失だ。ジェフと知り合えたこと、そして彼が直近のアルバム#PatientNumber9で演奏してくれたことを、心から名誉に思う」と続けた。
かつて、ベック氏とヤードバーズのバンド仲間だったジミー・ペイジは、インスタグラムに故人のモノクロ写真を投稿し、思いを綴った。「彼は、異次元のレベルから音楽を導いた。独特なテクニック。無限のイマジネーション。ジェフ、数え切れないファンとともにあなたを恋しく思う」
ローリング・ストーンズのメンバーで、60年代にジェフ・ベック・グループに所属していたロニー・ウッドは、「バンド仲間で、ブラザーのうちの1人が旅立ってしまった」、キッスのジーン・シモンズは、「ジェフのようにギターを奏でる人はいない」とそれぞれツイートした。
その他にも、ミック・ジャガー、ロッド・スチュワート、ポール・スタンレーら大物ミュージシャンが、音楽界のレジェンド・ギタリストに哀悼の意を表した。
翻訳/和田 萌