ヒップホップ誕生50周年でRun-DMC、スヌープ・ドッグ、Nas、ローリン・ヒルら集結 米ヤンキー・スタジアム
ヒップホップ誕生50周年とポップカルチャーに与えた歴史・世界的影響を祝し、米ブロンクスのヤンキー・スタジアムに総勢36名のパフォーマーが集結。8時間にも及ぶステージには、約5万人の観客が駆け付けた。
当日夜、Nasやスヌープ・ドッグらラッパーがヒップホップの先駆者たちへのトリビュートを行った。
Nasがヒップホップの元祖・DJ Kool Hercを連れて登場し「私たちの愛、私たちの血筋だ」と語ると、会場はスタンディングオベーションに包まれた。さらに、Nasに絶大なインスピレーションを与えたというKool G Rapもステージ上に姿を現した。
会場を沸かせたのは、Nasとのコラボで“If I Ruled the World”と“Nobody”を披露したローリン・ヒル。その他、“Doo Wop (That Thing)”やフージーズ名義の“Killing Me Softly”・“Ready or Not”といった過去のヒットナンバーを熱唱した。ヒルがステージを去る際、Nasは「愛してるよ、クイーン」と呼びかけた。
西海岸のレジェンド、スヌープ・ドッグのステージにはSlick Rick、Doug E. Fresh、DJ Hollywood、Too Shortらが登場。Freshの巧みなビートボックスに観客からは「Go Go ダギー!」と声援が飛び、EPMDの演奏が終了するとドッグはラップ界の中心人物たちに感謝を述べた。
さらに、Wiz Khalifaがドッグのステージで追悼曲“See You Again”を披露。巨大なスクリーンにNotorious B.I.G.、Tupac、DMX、Nipsey Hussle、Nate Dogg、Takeoff、Pop Smoke、XXXTentacionら今は亡きラッパーたちの顔が映し出され、Khalifaは「命を落としたすべての戦士たちに感謝を。今夜はあなたたちの夜でもある」と語った。
歴史的なイベントの大トリを務めたのは、Run-DMC。他にも、観客から割れんばかりの喝采を浴びたリル・ウェイン、Fat Joe、KRS-One、Peter Gunz、Remy Ma、アシャンティ、A Boogie Wit Da Hoodie、Wu-Tang Clan、Ice Cube、リル・キム、 T.I.らが顔を揃えた。
Kid Capriのステージには、ヤンキースの名選手デレク・ジーターがサプライズ登場。ジーターは「ここでヒップホップ50周年をお祝いするとともに、是非今後50年間も楽しみにしていてください」と伝えた。
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌