【独占インタビュー】世界的DJスティーヴ・アオキが日本への愛を語る

スティーヴ・アオキ
スポンサーリンク

世界で活躍するDJスティーヴ・アオキが来日。日本にルーツを持つアオキが日本のファンへの想い、アニメと漫画への愛、そして今後のプロジェクトなどについて語った。

ーー日本でパフォーマンスをするということは、アオキ氏にとってどんな意味がありますか?

いろいろな意味があると思う。アメリカ生まれではあるけれど日本人であるから、自分の母国でパフォーマンスできるのは特別な体験だよ。日本は私にとって魅力的な場所であるし、ファンもみんな素晴らしい人ばかり。日本のファンと深い絆を築くのには何年もかかったしね。でも一度絆を築けば、他のファンとは違って日本のみんなは一生ファンでいてくれる。ファンからの情熱がしっかり伝わるよ。

ーーコラボしたい日本のアーティストは?

Awichだね。彼女の曲を聞いてファンになったんだ。Awichのことは大好きだよ。前はEnd of the Worldという日本のロックバンドとコラボして、「End of the World」っていう曲を一緒に作曲したんだ。きゃりーぱみゅぱみゅの曲のリミックスもしたこともある。

ーースタジオジブリとのコラボを考えたことは?

スタジオジブリは素晴らしいよ。歴史に残ると思う。私は東映アニメーションに忠実だけれどね。すでに一緒に仕事をしてるから。私が率いるブランド「Dim Mak」では、『ONE PIECE』との公式ライセンスを持っているよ。『ONE PIECE』とのコラボをまた1年間続けながら、『ドラゴンボール超』と『デジモン』ともコラボする予定だよ。たくさんの日本のアニメスタジオとコラボしていると、アメリカで制作されたアニメーションより日本のアニメの方に好意をもつようになった。

ーー2024年に予定しているプロジェクトは?

プロジェクトといえば2月末発売予定の私が制作した250ページのグラフィックノベル「ヒロクエスト」。私の誕生日の11月30日にヒロクエスト・トレーディングカードとCDの特別販売をして、限定ボックスの全1130箱を売り切ったよ。ミュージックアルバムもすでに2つ制作した。ヒロクエストのファンタジーの世界と物語をみんなに見せることができるのが楽しみだ。

Steve Aoki - HiroQuest
Steve Aoki – HiroQuest (credit: David Schneider)

ーーアニメとの深い関係性を持っていますか?

アニメの世界観に浸るのも好きだけれど、自分自身の世界を作ってみたいと思った。生まれた時から起業家の血を持っているからね。何かに全身全霊を捧げるとすれば、この世界の中で “クリエーション” を続けることだと思う。皆が知らないのは私がアニメが好きなこと、そしてアニメの世界観の中でもクリエーターとしての存在を保っていることだ。

ーーたくさんのプロジェクトを予定しているようですね。アオキ氏のドキュメンタリー映画のタイトル『I’ll Sleep When I’m Dead』が気になります。自分のことを“リスクを好む冒険家”だと思いますか?

人生は永遠でないと実感できる時こそ楽しいめるものだと思う。私は無謀な人ではないし、絶対に衝動的な性格ではないよ。何をするにしても、可能な範囲まで自分の人生のコントロールをしたいからね。長生きすること、そして自分の精神と肉体の健康を保つことも私にとって大切だ。

※インタビュー内容は要約・抄訳です。David Schneider (シュナイダーデイビット) / 翻訳/廣瀬香帆

【関連記事】

スポンサーリンク

Similar Posts