IMAX、日本で東宝と提携拡大

IMAXは、日本の大手映画会社・東宝との長年の提携をさらに強化し、日本国内に新たに6つの「IMAXレーザー(IMAX with Laser)」シアターを導入する契約を締結した。
東京には2館を新設し、宇都宮、日進、富山、本巣などの郊外地域にも展開を拡大する。東京、宇都宮、日進の3館は2025年末までに、富山と本巣の2館は2026年前半にオープン予定。また、既存の1館をIMAXレーザーにアップグレードすることに加え、東京・日比谷の東宝シネマズにはIMAXシステムを2台導入し、同一施設内で2つのIMAXシアターを持つ北米以外では世界初の劇場となる。
東宝シネマズは、日本におけるIMAXの最大の上映パートナーであり、日本市場は世界第3位の映画興行収入を誇る
2026年末までに東宝は全国で16館のIMAXを展開予定で、2024年には国内のIMAX劇場収益トップ4のうち3館を東宝が運営していた。ハリウッド映画に加え、日本発の大作アニメ映画や実写映画がIMAX上映の中心となっており、日本におけるIMAXの存在感は年々高まっている。
今回の契約について、IMAXのCEOリッチ・ゲルフォンド氏は、「東宝グループは世界最高水準の映画館と日本最大の映画スタジオを持つグローバルエンターテインメント企業であり、今回の提携拡大はIMAXのネットワーク拡大と興行収入成長の大きな原動力となる」と述べた。また、「今年、日本市場で過去最多のIMAX契約を見込んでおり、東宝のような戦略的パートナーとの関係強化は、当社の市場での強さを示すものだ」と強調した。
東宝シネマズの池田高明社長は、「現在、日本ではIMAXフォーマットでの上映を前提にした邦画やアニメ作品の制作が増えており、より多くの観客にこのプレミアムな映像体験を届けたいと考えている」と語った。また、IMAXシアターを2つ導入する日比谷の事例について、「世界的にも極めて稀であり、非常に誇りに思っている」と述べ、日本市場における先進的な取り組みとして注目されている。
2025年には『鬼滅の刃』の新作映画がIMAXで上映予定で、5月には前作の再上映も控えており、今後の市場成長への期待が高まっている。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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