スカーレット・ヨハンソン:『エンドゲーム』はオスカー候補になるべきだった

2019年に公開され、MCUが始まって以来最大のヒット作となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』。同作にブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役として出演したスカーレット・ヨハンソンは同作を巡っていまだに納得行かないことがあるようだ。
水曜日に発売された米『ヴァニティ・フェア』6月号のインタビューに応じたヨハンソンは、『エンドゲーム』がアカデミー賞にノミネートされるべきだったとの率直な思いを明かした。
「なんであの作品がオスカー候補にさえならなかったんでしょうか?あの映画は一見不可能なものを成功させてしまったものなのに」
ちなみに、『エンドゲーム』は完全にオスカーと無縁だったわけではなく、アカデミー視覚効果賞にノミネートされている。しかし、それでもヨハンソンは不満を隠さない。
「それに、あの作品は史上最も成功した映画ですよ」と、彼女は同作が『アバター』(2009)の29億2千万ドルに次ぐ史上2位(27億9千万ドル)興行収入を収めたことにも言及した。
ところで、ファンが気になるのは彼女が演じるブラック・ウィドウはMCUに戻ってくるのかということだろう。しかし、彼女は「ナターシャは『エンドゲーム』でアベンジャーズがサノスと戦う中で死んだんです」と断言した上で、そのストーリーラインを尊重したいと語った。更にヨハンソンは語る
「確かに(アベンジャーズに出演していた)みんなのことは恋しいですし、できることならずっと一緒に仕事をしたかったですよ。でも彼女の物語は完結したものとしてうまくまとまりましたから。そこに水をさしたくないんです。ファンの皆さんのことを考えても、それは大事なことだと思います」
ヨハンソンは『アイアンマン2』(2010)でMCUデビューを飾ってから9年の間、アベンジャーズの創設メンバーとして活躍してきた。そんな彼女の姿を再びスクリーン上で見たいというファンも多いはずだが、彼女はこう語る。
「ナターシャは死んだんです。いいですか?彼女はもういないんです。皆さんは信じたくなくて『でも彼女は戻ってくるんでしょう?』って言いますけど、(そうしたら)MCU全体のバランスが崩れてしまいます。だからもう諦めましょう。彼女をヒーローとして見送ってやってください」
どうやら、当分ヨハンソンの姿を今後のMCU作品でみられることはもうなさそうだ。とはいえ、意外な形でMCUに戻ってきたロバート・ダウニー・Jr.のような例もある。今後の展開に期待したい。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
【関連記事】
- スカーレット・ヨハンソンとハリス・ディキンソン、2025年カンヌで監督デビュー
- スカーレット・ヨハンソン、『ジュラシック・ワールド』公開に向けたインスタ開設要請を断る
- 『ウィキッド』DVD・ブルーレイ:特典付き限定セット予約開始!
- 『ミッション:インポッシブル』公開記念、Amazonプライムビデオでセール開催中!
- 【11作品厳選】プライムビデオで話題の新作映画を今すぐ視聴