『ホワイト・ロータス』出演女優が語る現代の世相とは?

『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』シーズン2(2022)に出演したことで知られるメーガン・フェイヒーは、間も無くNetflixで配信される『セイレーンの誘惑』に出演する。
フェイヒーは『セイレーンの誘惑』にてデヴォン役で登場する。デヴォンはバッファローの貧しい家庭で育った女性で、彼女の妹シモーネ(演:ミリー・オールコック)を彼女の上司ミカエラ(演:ジュリアン・ムーア)から解放するために、高級リゾート地の島で週末を過ごす。
フェイヒーは今回、米『ハリウッドリポーター』の取材に応じる中で、自らが『ホワイト・ロータス』で演じた役柄とデヴォンを比べて、次のように語った。
「私が『ホワイト・ロータス』で演じたダフネと『セイレーンの誘惑』のデヴォンはほとんどの点において正反対だと思います。彼女たちの間に共通する唯一のストーリーラインとしては、二人とも過小評価されているということでしょうか。つまり彼女たちは一見した見た目とは違う人間で、そのために誤解されるということです」
『ホワイト・ロータス』S2にてフェイヒーが演じたダフネは裕福な金融マン、キャメロン(演:テオ・ジェームズ)の妻である。他の登場人物は最初、彼女のことを浅はかな人物だと考えるが、ストーリーが進むと共に、夫婦の関係性が明らかとなり、実際の彼女は複雑な人物であることが明らかとなる。
しかし、フェイヒーによれば、二つの作品のテーマには重要な共通点があるのだという。
「もちろん、誰もが富に執着したり、詮索したり、笑いものにしたり、そういうことに夢中になってい流ということです。それが今の世の中でまさに起こっていることじゃないでしょうか」
『ホワイト・ロータス』では各シーズンが不審な死で始まり、最終回を迎える頃には犯人が明らかになるのだが、ストーリーの性質上、「本当に悪いのは誰か」というのは極めて難しい。そうした点は『セイレーンの誘惑』にも通じるようだ。同作に出演するミリー・オールコックは語る。
「社会こそが真の悪なんです。女性がその中で直面しなければいけないプレッシャーが問題なんです。女性だけではなく男性もそれに悩まされていますよね」
『セイレーンの誘惑』は果たしてどのように現代社会の闇を映し出すのだろうか。22日の配信を楽しみにしたい。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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