リンゴ・スター、ビートルズの伝記映画に多数の修正意見を提供

ビートルズのドラマー、リンゴ・スターは、自身を題材とした伝記映画を手がけるサム・メンデス監督に対し、多くの意見を伝えたと語っている。
脚本について一行ずつ議論
『ニューヨーク・タイムズ』紙の新たなインタビューによれば、彼らは2日間にわたって脚本を細部まで確認した。スターは、自身の私生活や経験に基づいた作品とするために、詳細な修正意見を多数提供したという。
スターは同紙に対し、「脚本家はとても優れた人物で、評判も高い。素晴らしい内容ではあったが、モーリン(最初の妻)と私の関係は全く違っていた。私たちはそんなふうじゃなかったし、そんなこと絶対にしない」と語った。
しかし、脚本の修正を終えた後、スターはその内容に満足したと述べた。「リンゴ・スターとして自分がすべきことをするだろう」と語り、続けて「私は彼に平和と愛を送る」と付け加えた。
4人それぞれの伝記映画が制作中
ソニー・ピクチャーズは、ビートルズの各メンバーを主役に据えた4本の伝記映画を制作中である。リンゴ・スター役は俳優バリー・コーガンが務めており、彼はトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際、スターと初めて会った時の緊張を語った。
「本当に圧倒されて、凍りついたような瞬間だった」と、映画『ソルトバーン』で知られるコーガンは振り返った。「彼と話していたとき、緊張してしまって顔を見ることができなかった。彼は『こっちを見ていいんだよ、あなたは私の役を演じるんだから』と言ってくれた。
「私の仕事は彼を観察し、しぐさなどを学ぶことだが、ただ真似るのではなく、感情を与え、人間らしさを表現したいと思っている」とも語っている。
さらに、二人は「庭でただ座って、おしゃべりをした」そうで、スターは「本当に素晴らしい人だった」と述べている。
公開は2028年4月予定
ポール・マッカートニー役はポール・メスカル、ジョン・レノン役はハリス・ディキンソン、ジョージ・ハリスン役はジョセフ・クインが演じる。これら4本の伝記映画は、すべて2028年4月に劇場公開される予定である。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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