Apple Music史上、最も再生された楽曲はエド・シーランの“Shape of You”

音楽ストリーミングサービスのApple Musicが、その10周年を記念して「最も再生された楽曲トップ500」を発表した。栄えある第1位に輝いたのは、エド・シーランの2017年のヒットシングル“Shape of You”である。
“Shape of You”の圧倒的な記録
Appleによれば、“Shape of You”は過去10年間で、1,800日以上にわたり、少なくとも1つの国のApple Music Top Pop Songsチャートで1位を獲得し続けた。さらに、すべてのジャンルを含めた総合チャートでも、1,000日以上にわたり1位をキープ。
2017年のリリース当時はApple Music史上最大の初日再生数記録を樹立し、まさにストリーミング界の王者としての地位を確立した。シーランは今回、トップ500に11曲をランクインさせている。
トップ5を占めるグローバルスターたち
2位はThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)の“Blinding Lights”。この曲は、Apple Musicのグローバル・デイリー・トップ100チャートで180日以上トップ10にランクインするという快挙を成し遂げた。
3位にはカナダ出身のラッパー、ドレイクの“God’s Plan”が登場。彼は今回、なんと27曲もトップ500にランクインさせ、全アーティストのなかで最多の記録を誇る。また、トップ100入りした楽曲数も最多の9曲であった。
4位と5位を占めたのは、ポスト・マローン。4位は映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の主題歌“Sunflower(スウェイ・リーとの共演)”、5位は21サヴェージをフィーチャーした“rockstar”である。
女性アーティストではテイラー・スウィフトが最多
女性アーティストで最も多くの楽曲をランクインさせたのはテイラー・スウィフトである。彼女は14曲をトップ500に送り込み、総合2位。最も再生された曲は“Cruel Summer”(57位)であり、彼女のアルバム『1989』からは“Blank Space” “Shake It Off” “Wildest Dreams” “Style”など複数の楽曲が選出されている。
K-POP・J-POPの躍進
K-POPからはBTSが最多エントリーを果たした。2020年にリリースした英語曲“Dynamite”は34位、“Butter”は252位にランクイン。また、最新のK-POPエントリーとして注目を集めたのは、BLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズのコラボ曲“APT.”である。459位にランクインし、過去60日以上にわたってグローバル・デイリー・トップ100チャートの1位を獲得した。
J-POPとして存在感を示したのはYOASOBIである。楽曲「夜に駆ける」をはじめ、計3曲がランクインし、日本のアーティストとしてトップの実績となった。
歴史的な名曲もランクイン
ちなみに、チャート内で最も古い楽曲は、クイーンの“Bohemian Rhapsody”(156位)であった。時代を超えて愛され続ける名曲の力を証明している。
Apple Musicの「最も再生された楽曲トップ500」の全リストは、同サービスの公式サイトで確認できる。音楽の10年史を振り返る上で、興味深いランキングであることは間違いない。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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