アンソニー・マッキーが語る“白人の伝説”発言の真意とエミー賞の裏話

アンソニー・マッキーは、コメディ部門ゲスト男優賞でエミー賞にノミネートされたことについてリアクションを示した。これまで共演してきた俳優たちが次々とエミー賞やオスカーにノミネートされたことに触れ、「自分は“白人の伝説”だ」と冗談を交えて語っている。
水曜日放送の『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』(原題: The Tonight Show Starring Jimmy Fallon)に出演したマッキーは、ホストのファロンからエミー賞2部門へのノミネートを祝福され、そのうちの1つである『ザ・スタジオ』へのゲスト出演でのノミネートについて、こう振り返った。
「仕事中だったので、知らなかったんだ」と語り、「そしたら周りの人たちが『おめでとう!』って言ってくるから、『ああ、またどこかの白人がノミネートされたのか?』って思ったんだよ。だって俺は、ノミネートとか受賞に関しては“白人の伝説”だからね」と笑いながら話し、その後これまで共演し、エミー賞やアカデミー賞にノミネートされた俳優たちの名前を挙げていった。
「俺がライアン・ゴズリングを有名にしたんだ。ジェレミー・レナーも、ブライアン・クランストンも有名にしたのは俺だよ」と、マッキーは冗談めかして語った。
「今じゃロン・ハワードも俺のおかげで有名さ。つまりさ、ノミネートされたいなら、俺と組めってことだよ」と笑いを誘った。
マッキーとゴズリングは2006年の映画『ハーフネルソン』で共演しており、ゴズリングはこの作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
また、マッキーは2008年の『ハート・ロッカー』でジェレミー・レナーと共演し、レナーも同作でオスカーにノミネートされている。
さらに2016年には、ブライアン・クランストンと共に『オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男』に出演し、クランストンはこの作品でエミー賞にノミネートされた。
最近では、マッキーとロン・ハワードがApple TV+の『ザ・スタジオ』でゲスト出演している。子役時代から長く芸能界で活躍してきたハワードにとって、今回のノミネーションは意外にも俳優としては初の候補入りである。
ジミー・ファロンが「マッキーこそが共演者をノミネートに導く“秘伝のソース”だね」と冗談を言うと、マッキーはすかさず「俺こそが秘伝のソースさ。ドーナツの中のジャムみたいなもんだよ」と返した。
Apple TV+の『ザ・スタジオ』では、マッキーやロン・ハワードに加え、ブライアン・クランストン、デイヴ・フランコ、マーティン・スコセッシといったゲスト俳優たちも、コメディ部門ゲスト男優賞にノミネートされている。
一方、同部門には『一流シェフのファミリーレストラン』での演技が評価されたジョン・バーンサルも名を連ねている。
ファロンが「今回のノミネートは強豪ぞろいだよね」と話すと、マッキーは「だからこそ、勝たなくても全然いいんだ」と率直に語り、続けて「俺としては、ノミネートされたこと自体がすごく光栄で、誇らしく思っている。でも正直言って、2位に入れれば十分うれしいんだよ。だってさ、ロン・ハワードとスコセッシだよ?どっちかが獲るのは確実だけど、たがいに票を食い合うだろ?だから俺が2位になるってわけさ」と笑いを交えて話した。
この発言に会場は大笑い。ファロンが「でも、本当に勝ちたくないの?」と尋ねると、
「いやもう、勝つことなんて気にしてないよ。誰がそんなの気にするんだ。勝ちっていうのは、スコセッシとロン・ハワード相手にノミネートされてるってことさ。だってどっちかがこう思うんだぜ?『ちくしょう、アンソニー・マッキーに負けた』って。彼らは今ごろ俺のことを考えて、震えてるよ」と、マッキーは冗談を交えて会場の笑いをさらに誘った。
『ザ・スタジオ』でのノミネーションに加えて、アンソニー・マッキーは『シャーク・ビーチ:ガルフ・コーストwithアンソニー・マッキー』でも、デイタイム・エミー賞の「Outstanding Daytime Personality (Non-Daily)部門」にノミネートされている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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