狂気のホラー迷宮体験、WWEと『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が夢の恐怖コラボ!

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023年)UNIVERSAL PICTURES
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023年)UNIVERSAL PICTURES
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アメリカのプロレス団体WWEと『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023年)は、今年の背筋も凍るような「ハロウィーン・ホラー・ナイツ」のハウスラインアップに加わった最新の作品である。

この体験は、最初に2024年6月、CCXPメキシコで開催されたブラムハウス15周年記念パネルにおいてジェイソン・ブラムによって予告され、その後HHN(ハロウィーン・ホラー・ナイツ)の公式SNSでも示唆されていた。

ジェイソン・ブラム Tommaso Boddi/Getty
ジェイソン・ブラム Tommaso Boddi/Getty

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の体験では、来場者はスコット・カーソンの大人気ホラーゲームを原作とする2023年の映画を基にしたゴーストハウスを進みながら、生き延びるために奮闘することになる。

来場者は、映画でジョシュ・ハッチャーソンが演じたマイクの足取りをたどる。マイクは、廃墟となったテーマ型エンターテインメント施設「フレディ・ファズベアのピッツェリア」に新たに雇われた夜間警備員であり、やがてフレディにかんするすべてが見た目どおりではないことに気づくのである。

ジョシュ・ハッチャーソン Manoli Figetakis/Getty Images
ジョシュ・ハッチャーソン Manoli Figetakis/Getty Images

施設内の廊下、セキュリティルームやショールームを進んでいくと、来場者はフレディ・ファズベア、チカ、ボニー、フォクシー、そしてミスター・カップケーキの実物大レプリカに遭遇することになる。これらは映画に登場するアニマトロニクスや衣装を手がけた、アメリカのアニメーション制作会社ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップとの協力によって制作されたものである。

この旅路において、来場者は常識では考えられない存在と対面し、「言葉では言い表せない悪夢の黒い心臓部」へと誘われていく。これらの一連の恐怖体験は、12月に公開予定の『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』に先駆けて登場する予定である。

今回の最新のブラムハウスとのコラボレーションに加えて、HHN(ハロウィーン・ホラー・ナイツ)は2025年に向けてパートナーシップを拡大し、エンターテインメント・レスリングの世界とも連携している。それが「WWEプレゼンツ:ザ・ホラーズ・オブ・ザ・ワイアット・シックス」ハウスである。

ブレイ・ワイアット Jamie McCarthy/Getty Images
ブレイ・ワイアット Jamie McCarthy/Getty Images

この没入型体験の一部として、来場者はランタンの光の中を進み、亡きブレイ・ワイアットのレガシーを称える迷路の中で、ボー・ダラス演じるアンクル・ハウディと「直接対決」することになる。

ワイアットの創造的な発想に由来し、『ファイアフライ・ファンハウス』に登場したキャラクターたちに着想を得たワイアット・シックスは、2024年にワイアットの実弟であるダラスによって復活させられた存在であり、現在はアンクル・ハウディがこのユニットの恐れを知らぬリーダーを務めている。

WWEの世界をその不吉な存在感で揺るがせたこれら5人の暗くねじれたキャラクターたちは、今やブレイ・ワイアットの別人格「ザ・フィーンド(悪魔)」とともにHHNにも登場し、再び観客に衝撃を与えようとしている。このゴーストハウスでは、来場者が各メンバーの狂気じみた精神世界へと引き込まれることになる。

来場者がアンクル・ハウディ、ランブリン・ラビット、マーシー・ザ・バザード、アビー・ザ・ウィッチ、ハスカス・ザ・ピッグといった恐怖の領域を歩く中で、来場者はザ・フィーンドに付きまとわれ、「自分たちを見捨てた世界に対する血まみれの報復」に耐えなければならないとイベントでは説明されている。

WWE(かつてのWWF)のファンは、これがHHNにおいてレスリング界とホラージャンルのクロスオーバーが祝われる初めての機会ではないことを覚えているだろう。2000年には、ハリウッドのイベントにてジ・アンダーテイカーが自らのハウス「ジ・アンダーテイカー:ノー・マーシー」とともに称えられ、アイゴア賞も授与された。

この賞はその後、2014年にロバート・ロドリゲスやスラッシュ(今年のハリウッド会場には彼の名を冠したテーマバーが設置されている)といったホラージャンルでの創造的功績者に贈られたのが最後である。

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』写真: Patti Perret/Universal Pictures
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』写真: Patti Perret/Universal Pictures

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(FNAF)』は、毎年開催されるハロウィーンイベントに再び登場する作品である。FNAFは2023年、ユニバーサル・シティウォークで実施された東西両海岸でのフォトスポット体験の一部として初登場し、『M3GAN/ミーガン』(2022年)『ブラック・フォン』(2022年)『エクソシスト 信じる者』(2023年)とともに展示された。

同年には、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにおける「ブラムハウス:ビハインド・ザ・スクリームス」体験の一部としてもFNAFが登場していた。

FNAFとWWEの両ハウスは、いずれもユニバーサル・オーランドおよびユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのイベントに登場する予定であり、それぞれ2024年8月29日と9月4日に開始される。

『テリファー 終わらない惨劇』(2022年)に登場するアート・ザ・クラウン Courtesy of Epic Pictures
『テリファー 終わらない惨劇』(2022年)に登場するアート・ザ・クラウン Courtesy of Epic Pictures

2025年のイベントでは、すでに『フォールアウト』(2024年~)、『13日の金曜日』(1980年)40周年記念、『テリファー』(2016年)のゴーストハウス、そして多数のオリジナル迷路コンセプトやスケアゾーンが発表されている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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