メル・ギブソンが再び挑む!物議を醸した『パッション』の続編が2027年に2部作で公開へ

ライオンズゲートは現地時間で火曜日、メル・ギブソンによる注目作『The Resurrection of the Christ(原題)』が2部作として制作されることを明らかにした。パート1は2027年3月26日(金)グッドフライデーに劇場公開され、パート2はその40日後、キリスト昇天日である2027年5月6日(木)に公開される予定である。
※グッドフライデーとは、キリスト教の行事で、イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなった日
※昇天日とは、復活したイエス・キリストが天に昇られたことを記念する祝日
『The Resurrection of the Christ(原題)』パート1およびパート2は、メル・ギブソンによる伝説的作品『パッション』(2004年)の続編である。同作は、昨年までアメリカ国内でR指定映画として歴代最高の興行収入を記録していた、史上もっとも成功したインディペンデント映画でもあった。
ギブソンは、アイコン・プロダクションズのパートナーであるブルース・デイヴィとともに、この大規模なプロジェクトを製作している。
『パッション』(2004年)は、ジム・カヴィーゼルがキリスト役を、モニカ・ベルッチがマグダラのマリア役を演じた作品であり、ギブソンと彼の製作会社によって、報道によれば約3,000万ドル(当時のレートで約31億5,000万円)の自己資金で製作された。
この“自分への賭け”は成功し、同作はオープニング週末に8,300万ドル(約87億1,500万円)を記録、北米では3億7,000万ドル(約388億5,000万円)、全世界では6億1,000万ドル(約640億5,000万円)以上の興行収入を上げた。昨年まで、同作はアメリカ国内で歴代最高の興行収入を誇るR指定映画であり、史上もっとも売り上げたインディペンデント映画でもあった。
※2004年当時の平均為替レート(1ドル ≒ 105円)で換算しています
『The Resurrection of the Christ(原題)』は、およそ10年にわたり企画が進められており、ギブソンはインタビューにおいて、ジム・カヴィーゼルがキリスト役として再び出演することを目指していると語っている。撮影は今年の夏の終わり頃、ヨーロッパ各地で始まる見込みである。
「世界中の人々にとって、『The Resurrection of the Christ(原題)』は一世代に一度のもっとも待ち望まれている劇場作品である。また本作は、観る者の息をのむほどの壮大で感動的な映画でもあり、世界中の観客に強い衝撃を与えるだろう」と、今年5月にライオンズゲートが本作への参加を発表した際、ライオンズゲート・モーション・ピクチャー・グループ会長のアダム・フォゲルソンは語った。
「メル・ギブソンは、我々の時代におけるもっとも偉大な映画監督の1人であり、このプロジェクトは彼にとってきわめて個人的なものであると同時に、映画作家としての彼の才能を存分に示すのに最適な舞台である。私とメル、そしてブルースとの関係は30年前にさかのぼる。今回この歴史的なプロジェクトで再び彼らとパートナーを組めることを大変うれしく思っている」と述べた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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