J.K.ローリングがエマ・ワトソンのパロディ映像を称賛――2人の複雑な関係とは

J.K.ローリングが、エマ・ワトソンの最新インタビューについてコメントした。ワトソンはジェイ・シェティの番組で、ローリングのトランスジェンダーに関する発言をめぐる立場のちがいと、両者の関係性について語ったのだ。
物議を醸すローリングは現地時間9月26日(金)、コメディアンのインテル・レディが番組内容をパロディ化した動画に反応した。「@intel_ladyのアンジェラ・レイナーが恋しいが、すべてのパロディは大歓迎だ」とローリングはX(旧Twitter)に投稿した。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019年)の主演でも知られるワトソンは、これまでもローリングの反トランス的見解に異を唱えてきた。しかし今回のインタビューでは、作家との個人的な関係と見解のちがいを切り離そうとする姿勢を示したのである。
ワトソンはこう語る。「私が経験したことや、私の中にある愛情や支援、そして自分の考えがあるからといって、それがジョー(J.K.ローリングの愛称)を大切に思えないということにはならない。個人的にかかわってきた人としてのジョーを大切にし、その記憶を持ち続けたい。それは相反するものではなく、両立できるのだと思う。私の意見に同意しない人であっても、私を愛してくれることを願うし、私自身もかならずしも同じ意見を共有しない相手を愛し続けたい」
2020年、ローリングがトランス権利運動の一部を批判し続ける中、エマ・ワトソンは自身のSNSで明確なメッセージを発信した。
「トランスの人々は、自分がだれであるかを自ら語る存在であり、そのままの姿で生きる権利がある。たえず疑問を投げかけられたり、自分が語るアイデンティティを否定されたりすることなく、生きるべきなのだ。世界中にいる私のトランスのフォロワーに知ってほしい。私は、そして多くの人々が、あなたたちを見ており、尊敬し、ありのままの姿を愛しているのだ」とワトソンは投稿した。
これに対し、ローリングはワトソンや共演者のダニエル・ラドクリフが自らの見解に異を唱えたことを「けっして許さない」と述べた。
ワトソンは2001年から2011年にかけて、世界的な大ヒットを記録した『ハリー・ポッター』シリーズで、ハーマイオニー・グレンジャー役を演じ続けた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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