ジョージ・クルーニー、アルツハイマーの夫役に挑む──実話から生まれた愛と別れの感動作『In Love』

ジョージ・クルーニーとアネット・ベニングが、エイミー・ブルームの全米ベストセラー回想録『In Love: A Memoir of Love and Loss(邦題未定)』を原作とする映画『In Love(原題)』で共演することが明らかになった。監督は『アバウト・ア・ボーイ』(2002年)や『ファーザーフッド』(2021年)のポール・ワイツが務める。
製作を手がけるのは、セバスチャン・レイボーが率いる注目スタジオ「アントン」。同社は『かたつむりのメモワール』(2024年)や公開予定の『ヴィクトリアン・サイコ(原題:Victorian Psycho)』などでも知られ、本作では全面出資し、国際販売権(セールス)を担当する。米国内の権利は、アントンとCAAメディア・ファイナンスが共同でセールスを担当する。
原作は、作家エイミー・ブルームがアルツハイマーに冒された夫を徐々に失っていく過程、そして2人でスイスへ渡り安楽死を選ぶという決断、さらに未亡人として生きていく苦悩をつづった作品である。愛の本質と人間関係の力を描いたこの回想録は、『タイム』誌の「ノンフィクション年間ベスト第1位」に選ばれ、同誌の「必読書100選」にも名を連ねた。
脚本は、監督のポール・ワイツと原作者ブルームの共同執筆。製作には、ブレンダン・フレイザー主演の新作ドラマ『レンタル・ファミリー』を手がけたエディ・ヴァイスマンとジュリア・レベデフが名を連ねる。
クルーニーは現在、ノア・バームバック監督によるコメディドラマ『ジェイ・ケリー』で今シーズンの賞レースを狙っており、同作はヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された後、12月5日にNetflixで配信される予定だ。
一方のベニングは、次回作としてマギー・ギレンホール監督による『ザ・ブライド!(原題:The Bride!)』に出演。これは『フランケンシュタインの花嫁』(1935年)を大胆に再解釈した作品で、共演はジェシー・バックリー。ワーナー・ブラザース配給で2026年3月6日に全米公開予定である。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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