『バットマン』は1億円超え!ヘリテージ・オークションズで往年のテレビドラマ名品が続々落札

1966年から68年にかけてABCで放送されたドラマ『バットマン』のアダム・ウェスト(左)とバート・ワード 写真:Courtesy Everett Collection
1966年から68年にかけてABCで放送されたドラマ『バットマン』のアダム・ウェスト(左)とバート・ワード 写真:Courtesy Everett Collection
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ヘリテージ・オークションズ(※)で、ドラマ『バットマン』(1966年~1968年)や『かわいい魔女ジニー』(1965年~1970年)など、往年の名作テレビシリーズにまつわるコレクションが高額で落札された。

(※ヘリテージ・オークションズ:1976年に設立された世界最大級のオークションハウス)

テレビ史の宝が高額落札!『バットマン』コレクションに熱視線

競売で特に注目を集めたのが、アダム・ウェストとバート・ウォードがABC版『バットマン』(1966年~1968年)で着用した衣装である。バットマンとロビンのコスチュームは、セットで57万5,000ドル(約8,758万円)で落札された。

ほかにも、シーザー・ロメロ演じるジョーカーの衣装は21万2,000ドル(約3,229万円)、バットガール(演:イヴォンヌ・クレイグ)は8万7,500ドル、キャットウーマン(演:ジュリー・ニューマー)は6万8,750ドル(約1,047万円)、ペンギン(演:バージェス・メレディス)は4万6,250ドル(約704万円)で落札。合計すると、これら『バットマン』(1966年~1968年)関連アイテムだけで、およそ99万ドル(約1億5,076万円)に達した計算だ。

一方、ドラマ『ワンダーウーマン』(1975〜1979年・ABC/CBS放送)でリンダ・カーターが着用したコスチュームは22万5,000ドル(約3,426万円)で落札。『ハッピーデイズ』(1974年~1984年)で、フォンジー(演:ヘンリー・ウィンクラー)が着用していたレザージャケット2着も登場し、1着は8万7,500ドル(約1,332万円)、もう1着は7万5,000ドル(約1,142万円)と、どちらも高値を記録した。

スタートレック』(1966年~)でウィリアム・シャトナーが着用したカーク船長の衣装2着も、それぞれ6万2,500ドル(約951万円)と5万2,500ドル(約799万円)で落札されている。

世界中のコレクターが熱狂──時代を超えて愛される名作たち

また、『かわいい魔女ジニー』(1965年~1970年)でバーバラ・イーデンが着たピンクのハーレム衣装と、『ハネムーナーズ』(1955年~1956年)でジャッキー・グリーソンが着用したバス運転手の制服が、どちらも4万2,500ドル(約647万円)で落札。

『マンスターズ』(1964年~66年)のハーマン・マンスター(演:フレッド・グウィン)が着用した衣装は3万7,500ドル(約570万円)、『それ行けスマート』(1965年~1970年)のドン・アダムスが使った靴型電話は3万5,000ドル(約532万円)で競り落とされた。

このオークションは、昨年64歳で亡くなったスチュワート・バーコウィッツ氏の「Television Treasures Collection」を公開する形で行われたもの。バーコウィッツ氏は、eBay黎明期から活動していた熱心な収集家として知られている。

ヘリテージ・オークションズのエグゼクティブVPであるジョー・マダレーナ氏は「このオークションは、まさに“テレビの黄金時代へのラブレター”であった」とコメント。続けて「バーコウィッツ氏は、時代を象徴する番組やキャラクターへのひたむきな情熱で、コレクションを作り上げた。世界中のコレクターが熱狂的に参加し、『バットマン』(1966年~1968年)や『ワンダーウーマン』(1975〜1979年)といった作品のコレクションが、新たな持ち主のもとへ渡ったことを嬉しく思う。これらの物語とヒーローたちが、いまも世代を超えて人々を魅了し続けていることを改めて実感した」と語った。

※為替レートは2025年10月29日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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