ローマ教皇レオ14世がハリウッドスターらと謁見へ、お気に入りの映画4本を明かす
ローマ教皇レオ14世 写真:Filippo MONTEFORTE/AFP/Getty Images
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初のアメリカ出身ローマ教皇であるレオ14世は、現地時間11月15日(土)に多数のハリウッドスターらを迎えた特別謁見を行うことを発表した。
バチカンによれば、この謁見は聖年祝賀行事の一環であり、「映画界との対話を深め、芸術的創造性が教会の使命と人間的価値を促進させる可能性を探ること」を目的としている。レオ14世にとって、著名人との公的な謁見はこれが初となる。なおレオ14世は先週、ローマでロバート・デ・ニーロら一家と個別に謁見を行った。
特別謁見には、俳優のケイト・ブランシェット、クリス・パイン、ヴィゴ・モーテンセン、アリソン・ブリー、デイヴ・フランコ、アダム・スコット、モニカ・ベルッチ、映画監督のスパイク・リー、ジョージ・ミラー、ジュゼッペ・トルナトーレ、ガス・ヴァン・サントらが出席する予定だ。
この特別謁見を前に、レオ14世は好きな映画として以下の4本を挙げた。いずれも心温まる名作だ。
- 『素晴らしき哉、人生!』(1946年、フランク・キャプラ監督)
- 『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年、ロバート・ワイズ監督)
- 『普通の人々』(1980年、ロバート・レッドフォード監督)
- 『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年、ロベルト・ベニーニ監督)

『素晴らしき哉、人生!』は、奇跡と贖罪を描いた古典映画の決定版だ。『サウンド・オブ・ミュージック』は名曲の数々で知られるミュージカル映画でありながら、家族の価値観と反ファシズムという2つの重要なテーマを描いている。本作は米『ハリウッド・リポーター』による「史上最高の反ファシズム映画」にも選ばれた。
『普通の人々』は、あるアメリカの家庭における崩壊と和解を、罪悪感や悲しみを織り交ぜながら描く。『ライフ・イズ・ビューティフル』は当時アカデミー賞3部門で受賞を果たし、興行的にもヒットしたが、現在では「ホロコーストを感傷的に扱っている」と批判されることもある。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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