熊切和嘉監督初の韓国映画、ジェジュン主演『神社 悪魔のささやき』来年2月6日公開決定
熊切和嘉監督初の海外作品となる韓国映画『神社 悪魔のささやき』が、2026年2月6日に全国で公開されることが決まった。
2014年『私の男』がモスクワ国際映画祭で最優秀作品賞、2023年『658km、陽子の旅』が上海国際映画祭で最優秀作品賞、女優賞、脚本賞の3冠に輝くなど海外でも高い評価を受ける熊切監督。ミステリージャンル専門の製作会社ミステリー・ピクチャーズとタッグを組んだのが『神社 悪魔のささやき』だ。

『私の男』
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神戸の廃神社で大学生たちが神隠しのように次々と失踪する事件をきっかけに、韓国からやって来た祈祷師ミョンジンが調査に乗り出し“悪しき存在”の正体に迫っていくシャーマニズム・ホラー。主演に韓国の歌手で俳優のジェジュンを迎え、全編神戸ロケが行われた。
ホラーにも初挑戦となる熊切監督。「子供の頃からホラー映画が大好きで、今までにも何度となくホラーの企画が立ち上がっては消えていったのですが、今回はひょんなところからチャンスをいただき、初ホラーが実現しました」と、念願だったことを強調する。

『658km、陽子の旅』
だが、「撮影した廃神社はいわくつきの場所で、クランクイン前のおはらいでも宮司さんから『本当に良くない場所での撮影ですので』と、禍(わざわい)に気をつけるよう忠告されました」と苦笑。それでも、「現場も思い出したくないくらい壮絶だったのですが、それ以上に映画がやっと完成した今、それを強く実感しています。どうやら本当に禍のようなものが映画に焼き付いてしまったように思えてなりません。ぜひスクリーンでそれを体験してみてください」と意味深に語っている。
ジェジュンもホラー映画初出演だったが、神と悪魔の狭間に立つダークヒーロー像を圧倒的な存在感で体現。「大きなプレッシャーもありましたが、俳優として新しい扉を開くような貴重な体験になりました。熊切監督とともに全編日本で撮影したこの作品を、皆さんにお届けできることをとてもうれしく思っています」と自信のコメントを寄せた。
共演にはコン・ソンハ、コ・ユンジュン、木野花らが出演する。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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