ホーム » NEWS » 『ザ・ピット』シーズン2予告編が解禁!再び極限の医療現場へ

エミー賞5冠『ザ・ピット』シーズン2予告編が公開!ダナの復帰とロビーの葛藤、新たな緊張が始まる

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ノア・ワイリーやスプリヤ・ガネーシュをはじめとする『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』の医療チームが、患者の治療にあたる緊迫のシーンより 写真:Warrick Page/MAX
ノア・ワイリーやスプリヤ・ガネーシュをはじめとする『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』の医療チームが、患者の治療にあたる緊迫のシーンより 写真:Warrick Page/MAX
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HBO Maxの医療ドラマ『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』シーズン2の公式トレーラーが公開され、舞台となるピッツバーグ・トラウマ医療センターに、再び慌ただしい一日が訪れることが明らかになった。

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辞職寸前からの帰還、主任看護師ダナ

現地時間の火曜日に解禁されたこの予告編では、シーズン1の過酷な勤務を経て一度は辞職を考えていた主任看護師ダナ(演:キャサリン・ラ・ナサ)が現場に戻ってくる姿が描かれる。前シーズン終盤、患者から顔を殴られるという衝撃的な出来事を経験した彼女だが、「少し時間をもらっただけ」と語りつつ、「独立記念日にこの病院をだれが回すというの?」と、混雑する待合室を前に覚悟を決める様子が印象的だ。

(左)キャサリン・ラ・ナサと共演し、医師"ロビー"・ロビナヴィッチ役を演じている(右)ノア・ワイリー、HBO Max『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より Warrick Page/MAX
(左から)主任看護師ダナ役のキャサリン・ラ・ナサ、医師ロビー役のノア・ワイリー、HBO Max『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より 写真:Warrick Page/MAX

問題医師ラングドンの復帰と、残る緊張

また、シーズン1終盤で薬物の不正使用と窃盗が発覚し、病院を追い出されていた医師ラングドン(演:パトリック・ボール)も復帰する。メル(演:テイラー・ディアーデン)は再会を喜ぶ一方で、ラングドンとロビー(演:ノア・ワイリー)との間には微妙な緊張感が漂う。ロビーはラングドンにトリアージ担当(※)を任せつつ、「君の代わりはこっちで回してきた。もう何カ月も前からな」と言い放つ。

※トリアージ(triage)とは、救急医療の現場で患者の重症度や緊急性を素早く判断し、治療の優先順位を決めること。

ロビーの休養と“後任”アル=ハシミ医師との衝突

一方でロビー自身は、「ちょっとした休養」に入る予定だと語り、その“後任”として登場するアル=ハシミ医師(新キャストのセピデ・モアフィ)との間でも火花を散らす。救急搬送に遮られつつ部署改善の提案をしようとする彼女に対し、ロビーは「君はとても共感力があるが、ここは救急外来だ。気の弱い人間向けではない」と言い放つ。それに対し彼女は、「基本的な思いやりを取り戻すには、あなたに何が必要なの?」と鋭く切り返す。

予告編がにじませる、ロビーの“未解決の傷”

さまざまな外傷患者に対応する医師たちの姿が映し出される中で、ダナとアボット医師(演:ショーン・ハトシー)は、ロビーがいまだ向き合えていない“内なる問題”を抱えていることを示唆する。アボットは彼に、「休養は自己反省の時間になる。君にそれが耐えられるのか?」と問いかけるが、ロビーは肩をすくめ、意味深な表情を浮かべるのみである。

ロビー医師(演:ノア・ワイリー)が薬物過剰摂取の患者に対応するシーン、HBO Max『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より 写真:Warrick Page/HBO Max
ロビー医師(演:ノア・ワイリー)が薬物過剰摂取の患者に対応するシーン、HBO Max『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より 写真:Warrick Page/HBO Max

さらにトレーラーでは、病院が技術的なトラブルに直面することも示される。「ウェストブリッジ病院がすべてのコンピューターシステムを停止した」というナレーションが流れ、システムダウンのさなか、ロビーは「アナログでいくしかない」と覚悟を決める。

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配信日・エピソード数など、シーズン2の基本情報

『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』シーズン2は、シリーズ初回放送からほぼ1年後となる、現地時間2026年1月8日(木)午後9時よりHBO Maxで配信開始。全15話構成で、毎週新エピソードが配信され、4月16日にシーズン最終話を迎える予定である。

キャストにはダナやロビーらに加え、スプリヤ・ガネーシュ、フィオナ・ドゥーリフ、イサ・ブリオネス、ゲラン・ハウエル、シャバナ・アジーズらが名を連ねる。

10カ月後の独立記念日、癒やしの旅へ

シーズン2はシーズン1から10カ月後、7月4日の独立記念日ウィークエンドが舞台となる。前シーズンで描かれた銃乱射事件や数々の惨事を経て、ロビーをはじめとする登場人物たちが、それぞれの傷と向き合う時間を経た後の物語である。シーズン1終盤で精神的な崩壊を見せたロビーについて、ノア・ワイリーとクリエイターのR・スコット・ジェミルは、シーズン2では彼自身がトラウマの治療に向き合い、より大きな「癒やしの旅」が描かれると示唆している。

ノア・ワイリー、『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より Courtesy of Max
ノア・ワイリー、『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』より 写真:HBO Max

シーズン1の評価と製作陣

『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』はシーズン1で作品賞を含むエミー賞5冠を達成し、ノア・ワイリーとキャサリン・ラ・ナサは演技賞も受賞している。

『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』で第77回エミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞したノア・ワイリー 写真:Kevin Winter/Getty Images
『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』で第77回エミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞したノア・ワイリー 写真:Kevin Winter/Getty Images

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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