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東京国際映画祭2026、「Nippon Cinema Now」2賞&「CROSSCUT ASIA+」新設 秦早穂子が「川喜多かしこ映画文化賞」第1回受賞

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東京国際映画祭2026、「Nippon Cinema Now」2賞&「CROSSCUT ASIA+」新設 秦早穂子が「川喜多かしこ映画文化賞」第1回受賞
秦早穂子 写真:Tokyo International Film Festival
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第39回東京国際映画祭が、2026年の開催に向けて3つの新機軸を発表した。日本映画の海外発信を強化する「Nippon Cinema Now」の新設賞、東南アジア映画を紹介する「CROSSCUT ASIA+」、女性映画人をたたえる「川喜多かしこ賞」を通じ、日本映画の海外発信力の強化、アジアの次世代育成と共創、多様な映画文化の継承・普及を目指す。

東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」に2つの新賞

現代日本映画を紹介する「Nippon Cinema Now」では、2026年から「Nippon Cinema Now作品賞」と「Nippon Cinema Now審査委員特別賞」の2つを新設する。

国内の新たな才能に光を当て、その作品を世界へ発信することが狙い。新たな日本の才能を支援し、その作品を世界へ届ける機会を創出する。

東京国際映画祭の久松猛朗フェスティバル・ディレクターは、「Nippon Cinema Now」部門のコンペティション新設を通じ、「日本の優れた新しい才能に光をあて、世界へ発信していく」とコメント。「クリエイターが次の挑戦に踏み出す勇気を与え、日本映画界の成長と発展に貢献したい」としている。

「CROSSCUT ASIA+」で東南アジア映画を特集

国際交流基金との共催で新設される「CROSSCUT ASIA+(クロスカットアジア・プラス)」は、東南アジア映画に焦点を当てる新部門。2014~2019年に展開された「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」の趣旨を受け継ぎ、東南アジアと日本の映画プログラマーが協働して作品を選出する。

第1回は、インドネシアのラスリーンと日本の上田真之がプログラマーを務め、「Side by Side」をテーマに6作品を上映する。ラインナップには、ラファエル・マニュエル監督の『フィリピニャーナ』、カミラ・アンディニ監督の『プルティウィをめぐる4つの季節』、ポレン・リー監督の『人間に生まれるなら』、バクティアル・シアギアン監督の『トゥラン』、ダニエル・フイ監督の『未明のとき』、ハフィズ・ランチャジャレ監督の『瞬く光の陰で』(英題:『Behind The Flickering Light: The Archive』)が含まれる。

クラシックから近年の作品までを通じ、東南アジア各国の映画文化を日本の観客に紹介する。

「川喜多かしこ映画文化賞」第1回受賞者に映画評論家・秦早穂子

さらに2026年から、女性映画人を顕彰する「川喜多かしこ映画文化賞」を創設。第1回の受賞者には、映画評論家の秦早穂子が選ばれた。

同賞は、川喜多記念映画文化財団が設立したもの。「女性による、女性のための顕彰」を理念に、日本と海外の映画文化の発展に貢献してきた人物の功績をたたえる。

「マダム川喜多」の愛称で知られる川喜多かしこは、戦前・戦後を通じて欧州映画を日本に紹介するとともに、日本映画の保存にも尽力した人物。フィルム・ライブラリー助成協議会の設立や、現在の国立映画アーカイブの前身である東京国立近代美術館フィルムセンターの立ち上げに貢献した。

第1回受賞者の秦早穂子は、1950年代から映画評論家、ジャーナリストとして活動。日本とフランスの映画文化をつなぐ存在として、ジャック・タチ監督の『ぼくの伯父さん』、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』、ルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい』など、フランス映画の日本への紹介に携わった。

受賞について秦は当初、辞退するつもりだったという。しかし、かつて川喜多かしこから「女として、忍耐の場、いろいろありますものね」と語りかけられた経験を振り返り、その言葉を後世に伝えたいとの思いから、受賞を決意したという。

第39回東京国際映画祭は、2026年10月26日から11月4日まで開催される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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