ドリー・パートンの遺産管理団体、甥ブライアン・シーバーに接近禁止命令──脅迫メッセージを問題視
ドリー・パートンの遺産を管理する団体が、歌手の甥ブライアン・シーバーから暴力をほのめかす脅迫や、ブランドとビジネス帝国を破壊するといったメッセージを受け取ったとして裁判所に申し立て、テネシー州の裁判所は一時的な接近禁止命令を認めた。
ドリー・パートンの遺産管理団体、甥に一時的な接近禁止命令
ナッシュビルで9月22日に提出された裁判書類によると、パートンの仕事上の資産や事業を管理・保護する「She’s Alive」が、シーバーに対する一時的な接近禁止命令を求めた。翌23日、裁判所はこの命令を認めた。
She’s Aliveは、パートンの長年のマネージャーであるダニー・ノーゼルが運営。裁判書類では、シーバーがここ数週間にわたり、次第に脅迫的なメッセージを送るようになったと主張している。
シーバーはパートンの警備を担当していた会社「Squadron Augmented Protection Services(SAPS)」を経営。パートン本人から指名され、先月、がんで亡くなった彼女の死去を公表する役割も担っていた。
She’s Aliveは先週、シーバーとSAPSとの契約を打ち切った。裁判書類によれば、同団体はシーバーの「人を恐怖に陥れる行為」により、契約を継続することが困難になったとしている。
今回の裁判書類には、パートンが亡くなる直前からシーバーが送ったとされるメールやメッセージも含まれている。
甥がブランド破壊を示唆するメッセージ
裁判書類によると、シーバーからのメッセージには、パートンのブランドを破壊するといった内容が含まれていた。パートンの死後には、自身が注目を集めるようになったことを喜ぶような内容や、自らを「国際的な武器商人」と称するメッセージもあったという。
9月1日に送られたとされるメッセージでは、シーバーがパートンのブランド提携を潰し、自分たちに対して行われたとする問題を明らかにするためのポッドキャストを立ち上げると示唆。「最高のものになる。さもなければ、金を払え」と要求していた。
また、シーバーはイラク戦争中に海外の民間軍事会社で働いていたと主張し、その経験を脅しの材料として使ったとShe’s Alive側は訴えている。
これらのメッセージを受け、パートンの信託・遺産担当弁護士が辞任し、She’s Aliveの従業員も退職したと裁判書類には記されている。同団体は従業員の自宅を含め、身辺警護のための民間警備も雇う必要が生じたという。
裁判所が認めた一時的な接近禁止命令では、シーバーとSAPSに対し、She’s Aliveの従業員や弁護士、ビジネスパートナーへの接触や、1,000フィート(約305メートル)以内への接近を禁じている。また、同団体の取引関係を妨害する行為も禁じるよう要請した。
パートンは「Jolene」「Coat of Many Colors」「I Will Always Love You」など数百曲を手がけ、世界で累計1億枚以上を売り上げ、オンラインでは10億回以上のストリーミングを記録している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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