黒川想矢、日韓合作映画『3ミリの恋』で恋愛映画初主演 ハグのシーンは「ガチガチになっちゃって…」
俳優の黒川想矢が主演する日韓合作映画『3ミリの恋』の完成披露上映会が21日、ユナイテッド・シネマ豊洲で開催された。黒川は、ヒロインのキム・ジアン、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、チョン・ジニュン監督とともに、上映前の舞台挨拶に登壇した。
黒川想矢、恋愛映画初主演でハグシーンに苦戦

在日韓国人3世のチョン・ジニュン監督が、日本と韓国の歴史的背景を踏まえて脚本を執筆した本作。佐賀県唐津市の男子高校生・タツヒコ(演:黒川)と、韓国・釜山から来た交換留学生ユンスル(演:キム)が、不器用ながらも距離を縮めていく淡い恋を描く。
黒川は、『怪物』(2023年)や『国宝』(2025年)などの話題作に出演してきたが、恋愛映画で主演を務めるのは本作が初めて。思いをなかなか言葉にできない純朴な少年を演じた黒川は、キムをハグするシーンについて、「したことがないから、ガチガチになっちゃって……」と初々しい一面をのぞかせた。
するとチョン監督は、「ぎこちなくて、一番テイクを重ねました。助監督がレクチャーしていました」と明かし、黒川は照れ笑いを浮かべた。
初の海外ロケで得た経験 キム・ジアンとの思い出も
海外ロケも初めてで、単身での参加となった黒川。主要スタッフにも韓国人が多く、「海外でお芝居をすることは夢だったし、学ぶことが多かった」と充実した表情を見せた。
休日にはキムと釜山の街を観光したという黒川。「口内炎になっちゃって、薬を買いたかった時にジアンさんが通訳してくれて助かりました」と感謝を伝えた。
キム・ジアン、日本語のセリフにも挑戦

『破墓/パミョ』で注目を集めたキム・ジアンは、本作で日本語のセリフにも挑戦した。「独りで頑張れるか不安もあったけれど、皆さんが配慮して優しくしてくれた。皆で頑張って撮影し、完成して凄くうれしい」と笑顔を見せた。
黒川演じるタツヒコの同級生を演じた早瀬憩は、「ジアンが私をお姉さんと慕ってくれたんです。慣れない環境で一生懸命コミュニケーションを取ろうとする姿を見て、私も頑張ろうと思えました」と、キム・ジアンを称賛した。
黒川演じるタツヒコの父親役を務めた大谷亮平は、韓国で俳優デビューした経験もあり、「互いの文化について話せる、素敵な体験だった」と感慨深げに語った。
言語や文化の違いを超えてつながる物語
キム・ジアンは「この映画には、恋愛以外にもたくさんのメッセージが込められています」と語り、「映画を楽しんでいただければうれしいです」と流ちょうな日本語で観客に呼びかけた。
黒川は「言語や文化の違いを超えてつながれることを感じていただければうれしいです。カムサハムニダ(ありがとう)」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。
『3ミリの恋』は、11月6日に全国公開される。

取材・記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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