オーストラリアGPプラクティス:角田裕毅、初日に手応え!FIA論争が支配
金曜日のメルボルンのアルバート・パーク・サーキットは素晴らしい天候で、メルボルン・ウォークには再びファンが集まり、お気に入りのF1ドライバーからのサインを熱望している様子が見られた。
角田裕毅は白のパンツ、黒いHUGOのセーター、サングラスをというスタイリッシュかつカジュアルな服装で到着。当日のプラクティスセッションに備えて、リラックスしつつも集中した様子を見せていた。
この日のFIAプレスカンファレンスには、マクラーレンのザク・ブラウン、レッドブルのピーター・バイエル、フェラーリのフレデリック・ バスール、ザウバーのアレッサンドロ・アルニ・ブラビを含む一部のチーム代表が出席した。チームの進捗状況について語る予定だったが、FIAに関する最近の論争が議題を支配した。
クリスチャン・ホーナーの不適切行為疑惑、スージー・ヴォルフのFIAに対する法的手段、モハメド・ビン・スライエムが2023年のサウジアラビアGPの結果に影響を与えたという申し立ての解消など、すべての話題が議論された。
ザク・ブラウンはFIAに対してより高い透明性を求めて、「報告書があれば、懸念事項についてさらに理解できるはずだ」と述べた。
ピーター・バイエルは、FIAの独立性と倫理委員会のリーダーシップを擁護した。
マクラーレンのニュースとしては、ザク・ブラウンがソーシャルメディアで、2030年までマクラーレンのCEOに留まる契約を延長したことを発表した。彼は、サーキット内外での、組織の卓越性への取り組みを強調した。
FP1:晴天で暖かい気温の中、ランド・ノリスは1分18秒564を記録しマクラーレンをタイムシートのトップに導いた。2番手はマックス・フェルスタッペンで、角田は5番手のタイムを記録した。アレックス・アルボンのクラッシュにより、セッションは一時赤旗中断。カルロス・サインツは虫垂炎の手術から復帰し、8番手。地元のヒーローであるオーストラリア人ドライバーのオスカー・ピアストリとダニエル・リカルドが僅差で続いた。
FP2:シャルル・ルクレールが1分17秒277の最速タイムを記録。フェルスタッペンが2番手、サインツが3番手に入った。FP1でのクラッシュにより、アルボンはこのセッションに参加することが出来なかった。プラクティスの後、ウィリアムズはスペアパーツの不足により、アルボンのマシンが修復不可能であるため、チームメイトのローガン・サージェントのマシンにアルボンが乗ることが発表された。チーム代表のジェームズ・ボウルズにとって難しい決断だったが、アルボンのスキルレベルを考慮し、それが必要と判断されたようだ。よってサージェントは日曜日のレースには出走しないこととなった。
メルセデスも大きな課題に直面。ルイス・ハミルトンは「最悪のセッション」だったと語り、エンジニアは間違ったマシンのセットアップを認めた。
日本のF1ドライバー、角田裕毅は生産的な一日を過ごし、両方のセッションで一貫してチームメイトのリカルドを上回った。しかし、ロングランテストではVCARB 01のレースペースに懸念があることを明らかにした。
だが角田は自分のパフォーマンスとマシンに自信を示し、「今年最高の初日だった」と語った。バウンシングの問題があることを認めたものの、改善に向けては楽観的な様子を見せた。土曜日の予選の目標は”Q3に進出することだ”と力強くコメントした。
予選の予想:通常 、金曜日のプラクティスでは予選のパフォーマンスに関する手がかりが限られており、土曜日のFP3でより明確な洞察が得られることが多い。今回もフェルスタッペンがより強力なパフォーマンスを発揮すると予想されるが、特にシャルル・ルクレールを擁するフェラーリがポールポジション獲得に近いことは確かだろう。
メディアは、フェラーリがアルバート・パークで印象的な力を発揮したと見ており、F1ファンはエキサイティングでアクション満載の予選が繰り広げられることを期待している。
Source: Shiga Sports Japan
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