近浦啓監督『大いなる不在』サンフランシスコ国際映画祭で最高賞を受賞
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第67回サンフランシスコ国際映画祭の審査結果が日本時間1日に発表され、コンペティション部門で近浦啓監督の『大いなる不在』が最高賞に当たるグローバル・ビジョンアワードを受賞した。
1957年にスタートした米国で最も古い国際映画祭。
長編映画2作目での受賞に、近浦監督は「歴史あるサンフランシスコで受賞したこと、大変うれしく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト、スタッフ、関係者皆の真心の賜物です。1人でも多くの人にこの映画を届けることへの決意を新たにしました」と喜びのコメントを寄せた。
『大いなる不在』は、幼い頃に自分と母親を捨てた父親が逮捕されたという連絡を受けた卓が、面会で久しぶりに再会するが、父親は認知症で別人のようになっていたことに起因するサスペンスタッチのヒューマンドラマ。
主演は森山未來。父親を藤竜也が演じるほか真木よう子、原日出子らが出演している。
昨年9月のトロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、サンセバスチャン国際映画祭では藤が日本人初のシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞するなど海外で高い評価を得ている。
日本では7月12日に公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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