ハリウッドの労働力はストリーミング時代にホワイトカラー化が進んでいる、と調査で判明
オーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(以下、OTIS)の研究によると、2013年から2022年の間に、エンターテインメント業界におけるクリエイティブ職およびマネージャー職の割合は59%から66%に上昇した。
OTISの新しい報告書によると、ストリーミング時代のハリウッドにおける労働力は、ホワイトカラーで大学卒の役割へと大きくシフトしている。
この調査によると、2013年から2022年の間に、ロサンゼルスのエンターテインメント業界におけるクリエイティブ職およびマネージャー職の割合は59%から66%に増加し、技術専門職も10%から13%に増加したことがわかった。また、大卒労働者の数も、2000年の46%から2022年には68%に大幅に増加したと指摘している。
この変化は、教育を受けた専門家が支配する業界への移行を浮き彫りにし、ハリウッドは「エリートクラブ」に近づいているといえる。
この調査はまた、業界の民族的多様性が高まっていることも指摘している。白人のクリエイティブワーカーの割合は、2013年の71%から2022年には60%に減少し、黒人のクリエイティブワーカーは5%から9%に増加した。同様に、白人マネージャーの割合は65%から58%に減少し、ヒスパニック系マネージャーは13%から21%に増加した。
「ランナウェイ・プロダクション」への懸念にもかかわらず、ロサンゼルスは依然として映画とテレビ制作の主要拠点であり、他の場所では簡単に見つからない高賃金とユニークなスキルを提供している。過去10年間で、従来の映画およびテレビの雇用は17%減少したが、ソフトウェア出版やライブイベントなどの分野では大幅な成長を遂げており、ハリウッドのエンターテインメント業務の性質を再構築している。
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