『バットマン』続編、2027年へ後ろ倒しートム・クルーズ×アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督映画が26年秋公開へ
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とトム・クルーズが、2026年秋の映画シーズンに向けて始動する。ワーナー・ブラザースが金曜日に発表したところによると、彼らのタイトル未定の長編映画は2026年10月2日に公開されるとのこと。
これは、タイトル未定のマット・リーヴス監督『バットマン』続編(以前は『The Batman: Part II(原題)』と呼ばれていた)が公開日と設定していた日付と重なる。DCスタジオの『バットマン』は、2025年第3四半期に製作が開始される予定で、公開日は2027年10月1日に後ろ倒しにされた。『バットマン』続編は、2022年に発表されて以来、几帳面なリーヴスが脚本を完成させるにあたり、何度も公開日が変更されてきた。
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マット・リーヴス監督 『バットマン』
優しくもミステリアスな青年ブルース・ウェイン。
両親殺害の復讐を誓い、悪と戦う“バットマン”になって2年が過ぎた。
ある日、権力者を標的にした連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵でもあるブルースを挑発する。
リドラーはいったい何のために犯行を繰り返すのか?すべてを奪おうとするリドラーを前に、ついにブルースの良心が狂気に侵蝕されていく――。
「マットは可能な限り最高の映画を作ることに全力を注いでおり、脚本にかかる時間を正確に推測することは誰にもできません」とDCスタジオの共同責任者であるジェームズ・ガンは話した。大作映画で、脚本完成後、プレプロダクション、撮影、ポストプロダクションに2年前後かかるともいわれている。
また、『バットマン』の主演ロバート・パティンソンとポン・ジュノ監督の『ミッキー17』は、ライアン・クーグラー監督と主演マイケル・B・ジョーダンの『Sinners(原題)』と公開日が入れ替わる。『ミッキー17』は2025年3月7日、『Sinners』は2025年4月18日公開となる。
ワーナーズとレジェンダリーによるクルーズ×イニャリトゥの映画は、イニャリトゥにとって約10年前のレオナルド・ディカプリオ主演作『レヴェナント:蘇えりし者』以来の英語作品となる。また、クルーズがワーナーズと新たに契約した最初の作品でもある。
1823年、アメリカ北西部。先住民の襲撃を受けて故郷への帰路に着いたハンター集団の1人、ヒュー・グラスが熊に襲われて重傷を負う。
同行は無理と判断したリーダーの指示により、グラスは息子ホークと2人の仲間を付き添いとして現地に留まることに。だが、グラスに敵意を抱く付き添いのフィッツジェラルドは、彼を生き埋めにした後、ホークを殺害して逃走。
死の淵から蘇ったグラスは復讐に燃えてフィッツジェラルドを追う…。
タイトル未定の本作は、クルーズが世界最強の男を演じ、彼が放った災厄がすべてを破壊する前に、自分が人類の救世主であることを証明する必死のミッションに乗り出す。サンドラ・ヒュラー、ジョン・グッドマン、マイケル・スタールバーグ、ジェシー・プレモンズ、ソフィー・ワイルド、リズ・アーメドの出演が決まっている。
関係者によれば、『ミッキー17』と『Sinners』の交代は、クーグラー監督がフィルムでの撮影を希望しているため『Sinners』の完成が遅れていることと、製作とポストプロダクション作業を支援できるラボが不足しているためらしい。
※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果
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