<後編>最高評価の実録犯罪シリーズ36選 | イッキ見必至!『ナルコス』ほか必見作を一挙紹介【最新】

最高評価の実録犯罪シリーズ36選<後編> 写真:Everett(2); Courtesy of Apple TV+; Courtesy of Netflix
最高評価の実録犯罪シリーズ36選<後編> 写真:Everett(2); Courtesy of Apple TV+; Courtesy of Netflix
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実録犯罪コンテンツが今、ポッドキャスト、Netflix、Huluなど、あらゆる場所で爆発的人気を博している。アメリカ人の半数が実録犯罪を愛好し、4人に1人が週に複数回視聴するほどの社会現象となっているのだ。

過去数年間でエミー賞計60以上のノミネートを獲得した以下のヒット作品群は、単なるエンターテインメントを超越している。実録犯罪コンテンツは視聴者の共感力を高め、安全意識を向上させ、司法制度への理解を深める効果があることが調査で明らかになっているからだ。

専門家によると、実録犯罪コンテンツの魅力の秘密は「安心感を与える物語構造」と「道徳的明確さ」、そして「自分の幸運への気づき」にある。現実の物語に没入したい視聴者の欲求が史上最高レベルに達する今、ストリーミング各社が競うように新たな実録犯罪シリーズを投入するのもうなずける。

それでは、Netflix『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』からペドロ・パスカル出演の『ナルコス』まで、話題の実録犯罪シリーズ計36作品を前後編で一挙紹介しよう(前編はこちら)。



1.『ボクらを見る目』

Netflix
『ボクらを見る目』より 写真:Courtesy of Netflix
『ボクらを見る目』より 写真:Courtesy of Netflix

エイヴァ・デュヴァーネイ原案の『ボクらを見る目』は、1989年にジョガーへの暴行・レイプ容疑で冤罪を着せられた5人の若者「セントラルパーク・ファイブ」の人生を描いたNetflixシリーズ。10代の彼らが最初に事情聴取を受けた時から、2002年の無罪確定までの25年間を追う。

2.『テッド・バンディ ~連続殺人犯を愛した女~』

『テッド・バンディ ~連続殺人犯を愛した女~』より 写真:Bettmann/Getty Images
『テッド・バンディ ~連続殺人犯を愛した女~』より 写真:Bettmann/Getty Images

連続殺人犯テッド・バンディの犯罪を女性の視点から再構築し、彼の女性への憎悪が1970年代のフェミニスト運動や文化戦争とどう衝突したかを明らかにするドキュメンタリー。


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3.『殺人者への道』

Netflix
『殺人者への道』より 写真:Courtesy of Netflix
『殺人者への道』より 写真:Courtesy of Netflix

13年間にわたって撮影され、えん罪の可能性のある重大な犯罪で有罪判決を受けた2人の男性を追うドキュメンタリー。本作の話題性により、事件の再審理を求める声も上がったが、ウィスコンシン州当局は作品に描かれていない証拠があると主張している。

4.『フィアーシティ: ニューヨーク対マフィア』

Netflix
『フィアーシティ: ニューヨーク対マフィア』より 写真:Courtesy of Netflix
『フィアーシティ: ニューヨーク対マフィア』より 写真:Courtesy of Netflix

1970~80年代にかけて、連邦捜査官チームがニューヨークの伝説的な5大マフィアファミリー(ガンビーノ、コロンボ、ボナンノ、ルッケーゼ、ジェノヴェーゼ)の摘発に取り組む様子を描いている。

5.『チッペンデールズへようこそ!』

『チッペンデールズへようこそ!』より 写真:Erin Simkin/Hulu
『チッペンデールズへようこそ!』より 写真:Erin Simkin/Hulu

インド系移民のソメン・“スティーブ”・バネルジー(演:クメイル・ナンジアニ)はアメリカで成功を夢見て、男性ストリップショーを立ち上げる。やがてショーは文化現象となるが、彼らの成功は殺人事件へとつながっていく。


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6.『ナルコス』

Netflix
『ナルコス』より 写真:Courtesy of Netflix
『ナルコス』より 写真:Courtesy of Netflix

『ナルコス』は、パブロ・エスコバル率いるコロンビアの麻薬組織とアメリカ麻薬取締局(DEA)捜査官の攻防に基づいている。エスコバルを逮捕したDEA捜査官のスティーヴ・マーフィー(演:ボイド・ホルブルック)とハビエル・ペーニャ(演:ペドロ・パスカル)は以前、「(ドラマに)多少の脚色はあるが、時系列は正確」と米『ハリウッド・リポーター』に語っている。

7.『真相 – Truth Be Told』

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『真相 - Truth Be Told』より 写真:Courtesy of Apple TV+
『真相 – Truth Be Told』より 写真:Courtesy of Apple TV+

キャスリーン・バーバーの小説『Are You Sleeping』を原作とし、実録犯罪ポッドキャスターのポピー・パーネル(演:オクタヴィア・スペンサー)が、容疑者のえん罪を示唆する新証拠が浮上したことで事件を再検証していく姿を追う。各シーズンで異なるキャストが登場し、ケイト・ハドソン、アーロン・ポール、リジー・キャプランらが出演している。

8.『ナイト・ストーカー: シリアルキラー捜査録』

Netflix
『ナイト・ストーカー: シリアルキラー捜査録』より 写真:Courtesy of Netflix
『ナイト・ストーカー: シリアルキラー捜査録』より 写真:Courtesy of Netflix

Netflixのドキュメンタリーシリーズ『ナイト・ストーカー: シリアルキラー捜査録』は、1985年のロサンゼルスで一見無関係に見える一連の殺人・性的暴行事件を起こした犯罪者を見つけるため奔走する2人の刑事ギル・カリロとフランク・サレルノを追う。

9.『The Case Against Adnan Syed(原題)』

『The Case Against Adnan Syed(原題)』より 写真:Courtesy of HBO
『The Case Against Adnan Syed(原題)』より 写真:Courtesy of HBO

HBOの4部構成ドキュメンタリーシリーズは、1999年のヘ・ミン・リー殺害事件と元恋人アドナン・サイードの有罪判決を探る。この事件は、ポッドキャスト番組『Serial』により世界的注目を集めた。20年後、サイードの殺人罪の有罪判決は取り消され、彼は釈放された。

10.『ヨークシャー・リッパー: 猟奇殺人事件の真相』

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『ヨークシャー・リッパー: 猟奇殺人事件の真相』より 写真:Courtesy of Netflix
『ヨークシャー・リッパー: 猟奇殺人事件の真相』より 写真:Courtesy of Netflix

1975~80年にかけて、イングランドのウェスト・ヨークシャーとマンチェスターで連続殺人犯ピーター・サトクリフが13人の女性を殺害した。4部構成Netflixドキュメンタリーでは、切り裂きジャックに似た手口から「ヨークシャーの切り裂き魔」と呼ばれたサトクリフによる殺人事件の捜査を追う。

11.『ガブリエル事件 -奪われた小さな命-』

Netflix
『ガブリエル事件 -奪われた小さな命-』より 写真:Courtesy of Netflix
『ガブリエル事件 -奪われた小さな命-』より 写真:Courtesy of Netflix

Netflixドキュメンタリー『ガブリエル事件 -奪われた小さな命-』では、映画製作者ブライアン・ナッペンバーガーが、カルフォルニア州で発生した8歳の少年の虐待死事件を調査し、システムが脆弱な子どもたちをどう保護するかという問題を提起している。

12.『グリセルダ』

Netflix
『グリセルダ』より 写真:Netflix
『グリセルダ』より 写真:Netflix

『グリセルダ』は、「コカインのゴッドマザー」として知られる実在のグリセルダ・ブランコの物語を基にしている。グリセルダを演じたソフィア・ベルガラは、本作の演技でエミー賞にノミネートされた。ブランコは1970年代~2000年代初頭まで主にマイアミで活動し、コロンビア・アメリカ間の麻薬取引を取り仕切った。

13.『アンダー・ザ・ブリッジ』

『アンダー・ザ・ブリッジ』より 写真:Darko Sikman/Hulu
『アンダー・ザ・ブリッジ』より 写真:Darko Sikman/Hulu

レベッカ・ゴッドフリーによる2005年の著書を原作とし、1990年代のカナダで10代の6人組に殺害された14歳の少女リーナ・ヴァークの実話を描く。ライリー・キーオがゴッドフリーを演じ、小説の執筆のため故郷の島に戻った彼女が、リーナ殺害容疑で告発された若者たちの物語を語ることになる。

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14.『ザ・ジンクス PART II』

『ザ・ジンクス PART II』より 写真:MAX
『ザ・ジンクス PART II』より 写真:MAX

『ザ・ジンクス』から約10年ぶりの続編で、親友のスーザン・バーマン殺害で有罪判決を受けたロバート・ダーストが殺人を認めた場面から始まる。ダーストは2021年に終身刑判決を受けたが、2022年に自然死した。


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15.『陰謀論の代償 / アレックス・ジョーンズの法廷闘争』

『陰謀論の代償 / アレックス・ジョーンズの法廷闘争』より 写真:Courtesy of HBO
『陰謀論の代償 / アレックス・ジョーンズの法廷闘争』より 写真:Courtesy of HBO

アメリカのメディアで最も物議を醸す人物のひとり、陰謀論者アレックス・ジョーンズの栄光と転落を追ったドキュメンタリー。サンディフック小学校銃撃事件が演出で、子どもを失った両親が俳優だという陰謀論を広めたことで一躍その名が知られるようになった。

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16.『フュード/確執 カポーティ vs スワン』

『フュード/確執 カポーティ vs スワン』写真:FX
『フュード/確執 カポーティ vs スワン』写真:FX

ライアン・マーフィーの『フュード/確執』シリーズ第2弾は、作家トルーマン・カポーティ(演:トム・ホランダー)と彼を取り巻くニューヨークのエリート女性「白鳥たち」たちの実話を描く。ナオミ・ワッツダイアン・レインクロエ・セヴィニー出演。

17.『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』

Netflix
『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』より 写真:Courtesy of Netflix
『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』より 写真:Courtesy of Netflix

ダーマー モンスター: ジェフリー・ダーマーの物語』に続く、ライアン・マーフィーとイアン・ブレナンによるアンソロジーシリーズ第2弾。2025年のエミー賞で11部門にノミネートされた本作は、父親から長年性的虐待を受けたとされるメネンデス兄弟が両親を殺害した事件を描く。兄弟は1996年に殺人罪で有罪判決を受け終身刑となったが、シリーズによる注目の高まりを受け、量刑の見直しが行われた。

18.『エイミー・ブラッドリーの奇妙な失踪』

Netflix
『エイミー・ブラッドリーの奇妙な失踪』より 写真:Courtesy of Netflix
『エイミー・ブラッドリーの奇妙な失踪』より 写真:Courtesy of Netflix

1998年に家族とカリブ海クルーズ中に失踪した23歳のエイミー・ブラッドリー事件を調査する3話構成のNetflixドキュメンタリー。船から遺体は発見されず、何年にもわたり複数の人がカリブ海諸島などで生きているブラッドリーの姿を目撃したと主張している。

前編はこちら

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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