新生DC映画『スーパーマン』、世界興収320億円突破 “人間味”が共感呼ぶとガン監督

映画『スーパーマン』が世界興行収入で約320億円(約2億1700万ドル)の好スタートを切ったことを受け、監督でありDCスタジオの共同代表を務めるジェームズ・ガンが、SNS「Threads(スレッズ)」を通じてファンへの感謝を表明した。
ガンは「ここ数日、皆さんから寄せられた熱意と温かい言葉に心から感謝しています。これまで“スーパー”な側面が強調されてきたスーパーマンですが、今回は“マン(人間)”の部分、困っている人に手を差し伸べる親切な人物像に焦点を当てました。それが多くの人に響いたことは、人間の本質にある優しさの証であり、希望でもあります」と語った。
本作は、ガンとピーター・サフランによるDCユニバース再始動の第1弾となる作品である。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEO、デビッド・ザスラフも、「ガンの情熱とビジョンがスクリーンに結実した」と称賛し、「スーパーマンはあくまで第一歩に過ぎない。今後1年以内に『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』『クレイフェイス(原題)』といった新作映画や、HBO Maxのドラマシリーズ『ランタンズ(原題)』が続く。DCの10年計画は始まったばかりであり、勢いは本物だ」とコメント。
なお、ガンは以前から、近年の“スーパーヒーロー疲れ”によるプレッシャーを過剰に受け止めていないと語っていた。「確かに責任はあるが、『7億ドル稼がなければ失敗』といった話はナンセンスである。そこまで重大なリスクではない」と冷静に見ている。
『スーパーマン』には、クラーク・ケント役にデヴィッド・コレンスウェット、ロイス・レイン役にレイチェル・ブロズナハン、レックス・ルーサー役にニコラス・ホルトが出演している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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