大沢たかお『沈黙の艦隊』映画第2作は「できる限界までやった」と自信

左から吉野耕平監督、松岡広大、前原滉、中村蒼、江口洋介、大沢たかお、上戸彩、渡邊圭祐、風吹ジュン、夏川結衣、かわぐちかいじ氏
左から吉野耕平監督、松岡広大、前原滉、中村蒼、江口洋介、大沢たかお、上戸彩、渡邊圭祐、風吹ジュン、夏川結衣、かわぐちかいじ氏 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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俳優の大沢たかおが主演しプロデューサーも務める映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の完成報告会見と披露試写会が25日、都内で行われた。

かわぐちかいじ氏の同名人気漫画が原作。2023年の映画『沈黙の艦隊』とPrime Videoの配信のシリーズの続編となり、独立国「やまと」を名乗った原子力潜水艦が北極海で米海軍と激闘を繰り広げ、同時に日本ではやまとの是非をめぐる総選挙が実施される。

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映画『沈黙の艦隊2』、大沢たかお
大沢たかお ©︎The Hollywood Reporter Japan

やまと艦長役の大沢は共演の上戸彩、中村蒼、松岡広大、前原滉、渡邊圭祐風吹ジュン夏川結衣江口洋介吉野耕平監督、かわぐち氏とともに登壇。「続編は0を1にするより難しく、むしろマイナスからのスタート。前作以上に魂を込めないと成立しない。自分も一番好きなブロックで、絶対に落としたくない、成功させるという強い思いで臨んだ。できる限界までやって、心から作って良かったと思う。自信を持ってお届けできる」と胸を張った。

撮影では、潜水艦の司令所で指示を出す役どころのため、ほぼ動かない状態での演技を強いられ「多分、5歩くらいしか歩いていないかも」と苦笑い。共演シーンはなかったが、与党の幹事長役の江口は、「微動だにしないから、大変だったと思う」と感嘆交じりに称えた。

映画『沈黙の艦隊2』江口洋介
江口洋介 ©︎The Hollywood Reporter Japan

吉野監督は、「どうすれば1作目を超えられるのか、悩み深いパート。怖くて逃げたくなったことも一回あった」と正直な思いを吐露。だが、かわぐち氏が「戦闘も選挙も熱い感じが画面に満ち満ちて、完ぺき以上の作品だと実感した」と太鼓判を押すと、「心にしまって帰れます」と安どの表情を浮かべた。

試写会は中谷元防衛相をはじめ製作に協力した防衛省、海上自衛隊の幹部も観賞。大沢は、「この作品を始めたのは4、5年前で、当時はロシアのウクライナ侵攻もなかったけれど、残念ながら今は世界、日本に不穏な空気が席巻している。現実が近づいてしまい、当時とは違う感覚、意識を持っている。楽しみながらも日常と対比して見てほしい」と、現代に上映される意義を強調した。

映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』原作者かわぐちかいじ氏
かわぐちかいじ氏 ©︎The Hollywood Reporter Japan

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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