世界的ホラー『悪魔の棲む家』新作始動-脚本は『死霊館』コンビ

ジェームズ・ブローリン、『悪魔の棲む家』(1979年)より 写真:American International/Courtesy Everett Collection
ジェームズ・ブローリン、『悪魔の棲む家』(1979年)より 写真:American International/Courtesy Everett Collection
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デヴィッド・F・サンドバーグが、アマゾンMGMスタジオ製作による新作『悪魔の棲む家(原題:The Amityville Horror)』の監督を務めることが決定した。

製作陣と脚本家の布陣

製作を手がけるのはザ・サフラン・カンパニーのピーター・サフランとジョン・リカードであり、サンドバーグ自身も加わる。さらにナタリア・サフランとロッタ・ロステンがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねる。

脚本はイアン・ゴールドバーグとリチャード・ネイングが担当。オリジナルである1979年版『悪魔の棲む家』の再構築を狙ったものである。オリジナルはジェームズ・ブローリン、マーゴット・キダー、ロッド・スタイガーが出演し、ジェイ・アンソンの1977年の同名小説を原作とし、呪われた家を購入した若い夫婦の恐怖を描いた作品であった。

なお、ゴールドバーグとネイングのコンビは、最近全米公開された『死霊館 最後の儀式』の脚本も手がけており、同作は公開から日が浅いながらも、世界興行収入がまもなく2億ドル(約294億円※1)に到達する見込みである。

※1:2025年9月10日の為替レートで換算

長く続く『悪魔の棲む家』シリーズ

今回の新作『悪魔の棲む家(原題:The Amityville Horror)』は、長く続く『悪魔の棲む家』映画シリーズの一編となる。2005年にはライアン・レイノルズ、メリッサ・ジョージ、フィリップ・ベイカー・ホールが出演するリメイク版が公開され、クロエ・グレース・モレッツの映画デビュー作としても知られている。

1979年のオリジナル版は8,640万ドル(約189億円※2)の興行収入を記録し、2005年版は6,520万ドル(約72億円※3)を稼ぎ出した。シリーズにはそのほか『悪魔の棲む家 PART2』(1982年)、『悪魔の棲む家 PART3-D』(1983年)、『アミティヴィル:ジ・アウェイクニング(原題:Amityville: The Awakening)』(2017年)などが含まれている。

※2:1979年の平均為替レートで換算
※3:2005年の平均為替レートで換算

『悪魔の棲む家』のモデルとなったニューヨーク州ロングアイランドのアミティヴィルにある大邸宅 写真:Getty Images
『悪魔の棲む家』のモデルとなったニューヨーク州ロングアイランドのアミティヴィルにある大邸宅 写真:Getty Images

サンドバーグ監督の実績

サンドバーグは『シャザム!』(2019年)、『シャザム!~神々の怒り~』(2023年)、『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)、『ライト/オフ』(2016年)などの監督で知られる。

デヴィッド・F・サンドバーグ 写真:Massimo Insabato/Archivio Massimo Insabato/Mondadori Portfolio/Getty Images
デヴィッド・F・サンドバーグ 写真:Massimo Insabato/Archivio Massimo Insabato/Mondadori Portfolio/Getty Images

サフランは、『死霊館』シリーズや『アナベル』シリーズ、『死霊館のシスター 呪いの秘密』(2023年)など、ホラー映画史に残る大ヒット作を手がけてきた人物である。

さらに『シャザム!』シリーズ、『アクアマン』(2018年)、そして最新作『スーパーマン』(2025年)にも携わっている。現在はジェームズ・ガンとともにDCスタジオの共同会長兼共同CEOを務めている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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