『LORD OF THE FLIES/蠅の王』U-NEXTにて独占配信開始―― 花澤香菜ら豪華声優陣インタビュー公開
動画配信サービスU-NEXTは、BBC制作の海外ドラマ『LORD OF THE FLIES/蠅の王』を2026年2月20日より独占配信開始した。本作はノーベル文学賞作家ウィリアム・ゴールディングによる同名小説を原作とし、BBC(英国)とStan(オーストラリア)が共同制作したサバイバル・サスペンス作品だ。
【予告編】ノーベル賞作家の傑作をBBCが映像化『LORD OF THE FLIES / 蠅の王』|U-NEXTで独占配信中
無人島に取り残された少年たちが、秩序を失いながら次第に狂気へと傾いていく姿を描いた本作。配信開始を記念し、日本語吹替版キャストである花澤香菜、田村睦心、佐倉綾音、沢城みゆきの公式インタビューが公開された。
【花澤香菜 / ピギー役】「子供らしさが残酷に作用してしまう」

Q1. 作品の印象について
大人でもパニックになってしまうような危機的状況の中、ラルフ達がどんどん追い込まれていく様子に胸が締め付けられます。やめてー!もう許してあげて!と思いながらも、続きが気になって目が離せませんでした。少年たちの「子供らしさ」が、この状況下ではほとんど残酷に作用してしまうところが印象的でした。
Q2. 役作りについて
第一印象からもう、かわいさとおじさんっぽさを兼ね備えたピギーが愛おしくてたまりませんでした。一見サバイバルには向いていなさそうですが、知識量や面倒見の良さで、率先してラルフの支えになっていく姿が頼もしかったです。演じる時には、友達や小さな子たちに向ける心からの優しさや、たまに見せる妙におじさんっぽいところを意識しました。
Q3. 共感性について
ピギーは何が起きても冷静に、いいことも悪いことも予測しながら行動しています。小さい子たちにも気を配りなら、みんなで平和に暮らせるコミュニティを作ろうとしていてすばらしいと思います!小さい頃の私がこの状況に身を置かれたとしても、ジャックに目をつけられるのが怖くてピギーのようには動けない気がします。
Q4. 印象的なシーンについて
4話のとあるシーンで、ピギーがラルフに言う「君は知らなかったんだし。僕を大好きになるって。」というとっっっても良いセリフが、、ああ…もっと違う状況で聞きたかったよー!!!と胸が苦しくなりました。皆さま覚悟しておいてください…!!!
Q5. キャスト陣について
お三方の演じる少年たちが素晴らしいことを知っているので、うれしい反面、私がバランスを崩してしまわないかと心配でした。まだ全員揃った会話を聞けていないので、どんな風に演じていらっしゃるのか、完成したものを観るのを楽しみにしています!
Q6. 無人島へ「これだけは絶対に持っていきたい」と思うアイテムは?
私はパンが好きなので、パン職人さんをお連れして、無人島でパン祭りをやりたいです。材料は無人島中を駆け回って私が見つけます!!!
【田村睦心 / ジャック役】「カリスマに見えて、とても弱い子だなと感じた」

Q1. 作品の印象について
切ないし悲しかったです。子供達だけで極限状態を生き抜いているのはすごいのですが、集団心理が働いて大変な事をしてしまったり、狂ったように喚き散らしたりしているのが恐ろしかったです。アドレナリンがたくさん出ているんだろうなと思いました。その中でも最初から最後まで一貫して秩序を守っていた子達もいて、人間にはいろんな面があるなと考えさせられました。
Q2. 役作りについて
外見的にも内面的にも一見すごくカリスマ性があるように感じるのですが、ものすごく弱い子だなと感じました。本当は仲良くしたいけど、変わった子だからと周りの目を気にして冷たくしたり。でも2人きりだと優しいし、一緒に笑ったり空想の世界を楽しんだり出来る。とても素敵な子なんですけど、みんなの前だと暴君のように振舞うんですよ。すぐ動揺したりとても子供らしくて可愛いところいっぱいなんですけどね。
Q3. 共感性について
私はジャックよりかなり素直なタイプなのでこういう感じにはならないかなと思いました。でも思い起こしてみると、10代の頃はホルモンバランスのせいとかもあるのか、かなり不安定だった気がしますし、楽しく過ごしていましたが、学校とか限られた人達の世界の中で生きるのはそれなりに息苦しさがあった気がします。ジャックがあんなに強くみせないと生きられなかったのは悲しい事だと思いました。
Q4. 印象的なシーンについて
サイモンが日記を燃やすシーンはジャックとの決別にも見えて辛かったです。そのあともっとツライシーンがありますが…。
Q5. キャスト陣について
こんな豪華なメンバーの中に入れていただけて光栄でした。私はサイモン役の綾音ちゃんと一緒に録ってもらったのですが、花澤さん沢城さんのお声をまだちゃんと聴けていないのでどんな少年達になっているかとても楽しみです!特に花澤さんの役のピギーはどう演じられるのかとても気になっています!
Q6. 無人島へ「これだけは絶対に持っていきたい」と思うアイテムは?
実際に行ったらもっと他に欲しいものあった!ってなると思いますが、丈夫なナイフとかあったら多少生きられるんじゃないかと思ったりします。今回みたいな南の島がいいなぁって思います!
【佐倉綾音 / サイモン役】「目を覆いたくなる強烈な映像表現」

Q1. 作品の印象について
全編通して陰惨で、少年たちが集団の中で理性と野生を試されている様子が救いなく描かれており、受け取り手に対して余白を残す気があるのかないのか分からないような目を覆いたくなる強烈な映像表現でした。秩序や社会性という経験値の少ない少年たちによって炙り出される人間の本能が、わたしたちの命の本質の縮図だったら嫌だなと感じました。
Q2. 役作りについて
極限状態を通じて野生に剥かれていく子どもたちの中でもサイモンは最後まで比較的理性側の人間で、サイモンの内側にある思いは本作だと私もすべてをあずかり知らぬところではありますが、ある方面に切なく人間的な気持ちを抱えていたと推測します。少年だから、と経験値を落とさずに演じようと思いました。
Q3. 共感性について
自分だったらどうする?と聞かれると、本当は自分がいざ放り出されてみないと分からないのに、答えを持った人間に理解や同期をしながら演じていく役者という仕事は不思議だな……と感じながら演じていました。わたしもおそらく理性側の人間なのでサイモンは比較的共感しやすく、サイモンを通して追体験するようで怖くなりました。
Q4. 印象的なシーンについて
随所で少年たちの顔のアップが印象的に使われているのですが、無垢にも見えるし、悪魔的にも見え、とても美しく、映るたびにゾッとしました。
Q5. キャスト陣について
敬愛するこの役者陣の中でお芝居ができる機会をいただけてとても光栄です。田村睦心さんと収録をご一緒できたのですが、ご本人がとても少年的で無邪気にたくさん話しかけてくださり、本編とは対照的にほのぼのと楽しい雰囲気のスタジオでした。恐ろしいシーンに「キャー!」とか「わー!」とか言いながら収録しました。かなり救われました。
Q6. 無人島へ「これだけは絶対に持っていきたい」と思うアイテムは?
アイテムというか……家族。どこで過ごすかじゃなく、だれと過ごすかが大事なので。
【沢城みゆき / ラルフ役】「子どもたちが本音を語らない恐怖」

Q1. 作品の印象について
子供たちが一度も、自分たちの気持ちを率先して吐露しないことが恐ろしかったです。抱えている気持ちの底なしの不安と、日常を再現しようとするようなラフな会話のギャップが異常で…、共感することから静かに足が遠のいてしまいました。
Q2. 役作りについて
誠実ではあるけれど、立派なわけではない年相応さが、吹き替え版からも伝わるように心がけました。原音はまだ声変わり前のハイトーンですが、日本語版は年長者であることが音色からもわかるように少しキーを下げてあてています。
Q3. 共感性について
自分を律する力が強い子なので、…損する場面も多く見受けられ、応援しながらの視聴となりました。私だったら手が出ていそうな時でも(笑)本当に根気強く言葉で分かりあおうとする姿勢に、背筋が伸びました。非日常の、緊急事態においてあの対応ができるのは、まぶしいです。
Q4. 印象的なシーンについて
大人が島に降り立った瞬間、あっけなく崩れ去った子供たちの国のもろさに、見てはいけないものを目撃してしまったようで、思わず目を背けてしまいました。あの白け方はちょっとトラウマものです。
Q5. キャスト陣について
本国のキャストと年齢の近い同性で吹き替える選択肢もあったであろう中、女性声優に任せていただけるのかと、責任を感じました。ピギーの虜になってしまっていたので、香菜ちゃんの声が入ってどう動き出すのかワクワクしてしまいました。むっちゃん(田村睦心)はとても信頼のおける同業者で、彼女の立ち上げる男の子とちゃんと拮抗できるように頑張らなければと意気込めたし、サイモンは中でも心のレイヤーが複雑な個性派なので、綾音ちゃんから見た景色はまた私たちとは一味違ったものなんだろうな…話を聞いてみたいなと思っています。
Q6. 無人島へ「これだけは絶対に持っていきたい」と思うアイテムは?
わあ、この質問に答える日が私に訪れるとは(笑)着手出来ていないハードカバーを一冊…持って行こうかな。新刊の香りが好きで、いまだに読書は紙派です。
文学的名作を現代ドラマとして再構築
1954年に発表された原作『蠅の王』は、人間社会の本質と暴力性を描いた寓話文学として世界的に読み継がれてきた作品。本ドラマ版では、そのテーマを映像的スケールと心理描写の両面から再解釈している。少年たちの無垢さと残酷さが交錯する物語は、現代社会にも通じる普遍的な問いを観る者に投げかける。
『LORD OF THE FLIES/蠅の王』(全4話)

配信情報:U-NEXTで独占配信中
コピーライト:© 2025 Eleven Film Ltd. All Rights Reserved.
【あらすじ】
熱帯の無⼈島に取り残されたイギリス⼈少年たちは、⽂明を保とうと⾃治を試みる。
しかし、その秩序は次第に崩壊し、権⼒争いと本能の衝突の末、彼らの希望は悲劇へと転じていく。
【配信開始⽇時】2026年2⽉20⽇(⾦)全4話⼀挙独占配信(字幕版‧吹替版)
【視聴ページ】https://video.unext.jp/title/SID0275076
【配信形態】⾒放題
【スタッフ】
原作:ウィリアム・ゴールディング(『LORD OF THE FLIES∕蠅の王』)
脚本・製作総指揮:ジャック・ソーン(『アドレセンス』『ナショナル・トレジャー』『ワンダー 君は太陽』)
監督・製作総指揮:マーク・ミュンデン(『シンパサイザー』『ナショナル・トレジャー』『キングダム・ソルジャーズ -砂漠の敵-』)
製作総指揮:ジョエル・ウィルソン、ジェイミー・キャンべル、ナウファル・ファイズラー、ケイラ・スコービー ほか
キャスティング・ディレクター:ニナ‧ゴールド(『ゲーム・オブ・スローンズ』)
⾳楽:クリストバル・タピア・デ・ヴィーア、ハンス・ジマー、カラ・タルヴェ
【キャスト/⽇本語吹替キャスト】
ラルフ役:ウィンストン・ソーヤーズ/沢城みゆき
ジャック役:ロックス・プラット/⽥村睦⼼
ピギー役:デヴィッド・マッケンナ/花澤⾹菜
サイモン役:アイク・タルボット/佐倉綾⾳
原作⼩説、過去の映画作品もU-NEXTにて配信中
・原作⼩説
『蠅の王〔新訳版〕』(早川書房):https://video.unext.jp/book/title/BSD0000178671
・映画版(1990年)
『蝿の王』:https://video.unext.jp/title/SID0030044
【関連記事】
- 『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』U-NEXTで独占配信開始!―― 杉田智和×釘宮理恵の吹替版も2月より登場
- 【U-NEXT】2026年1月のおすすめ配信作品 ―― レオナルド・ディカプリオ主演の話題作『ワン・バトル・アフター・アナザー』ほか
- 【2025年】U-NEXT人気作品ランキング発表!映画部門1位は『グランメゾン・パリ』―― 全9部門の結果でわかる、今年のヒット作
- 笠松将が語る『奥のほそ道』の裏側――U-NEXT独占配信ドラマで描く「戦争と人間の尊厳」
- ハンガー・ゲーム に似た映画&ドラマ10選 ディストピア、命がけの戦い…イカゲーム ほか
