黒島結菜主演『未来』完成披露 「優しい気持ちに」湊かなえ原作の社会派ミステリー
人気作家湊かなえの同名小説を映画化した『未来』の完成披露上映会が3月18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。
上映後の舞台挨拶には、主演の黒島結菜をはじめ、山﨑七海、坂東龍汰、近藤華、松坂桃李、北川景子、瀬々敬久監督、そして原作者の湊かなえが登壇した。
映画『未来』主演、黒島結菜「誰かに手を差し伸べられる人に」役への思い語る

原作は、湊かなえがデビュー10周年の2018年に発表した小説『未来』。複雑な家庭環境で育ちながら教師となった主人公・真唯子が、“20年後の自分”から手紙を受け取ったと語る生徒・章子と向き合う中で、自らの過去の闇と対峙していく社会派ミステリーだ。
真唯子役を演じた黒島結菜は、「つらい思いをしている人に手を差し伸べられる人間になりたいと思いながら演じた」と振り返り、「少しでも優しい気持ちになってもらえたら。より良い社会になることを願っています」と観客に呼びかけた。

原作小説『未来』
「こんにちは、章子。わたしは20年後のあなたです」ある日、突然届いた一通の手紙。
送り主は未来の自分だという……。『告白』から10年、湊ワールドの集大成。
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山﨑七海、初々しい告白「“未来”を信じて演じた」

章子役に抜てきされた山﨑七海は、「手紙にあった“希望に満ちた未来”という言葉を信じて演じた」とコメント。黒島とのラストシーンについては「体温を感じながら自然に生まれる感情を大切にした」と明かし、瀬々敬久監督からも高い評価を受けたという。
これに対し黒島も、「守りたい、助けたいという思いが自然と湧き上がった」と語り、2人の信頼関係がにじむエピソードを披露した。
瀬々敬久監督「コミュニケーションの可能性と不可能性を描いた」
瀬々敬久監督は、本作について「コミュニケーションの可能性と不可能性をデリケートに描いた原作の核を大切にした」と説明。「映画を観た後に小説も読んでほしい。まったく違う体験になる」と語り、原作の魅力にも言及した。
湊かなえも絶賛「原作の向こう側を見せてもらった」

原作者の湊かなえは、「原作の向こう側の世界を見せてもらった」と映画化を高く評価。「この作品が観る人の日常とつながり、多くの救いが広がっていくことを願っている」と語り、感極まる場面も見られた。
映画『未来』は5月8日公開
映画『未来』は、2026年5月8日より全国公開。人と人とのつながり、そして“未来”への希望を描く物語として注目を集めそうだ。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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