『プリズン・ブレイク』リブート版、LAで撮影へ 約30億円の税控除獲得
2000年代を代表する人気ドラマ『プリズン・ブレイク』のリブート版が、米ロサンゼルスで撮影されることが分かった。制作にはカリフォルニア州の税控除制度が活用され、ロサンゼルスの映像制作活性化にもつながるとみられている。
『プリズン・ブレイク』リブート版、ロサンゼルスで撮影開始へ
20th テレビジョンとHuluによる『プリズン・ブレイク』リブート版は、6月からロサンゼルスで本格撮影を開始する予定だ。撮影の一部は、ロサンゼルス・スタジオシティ地区にある歴史的スタジオ施設「ラドフォード・スタジオ・センター(Radford Studio Center)」で行われる。
同施設は、かつて『ギリガン君SOS』や『となりのサインフェルド』などの人気シリーズの制作拠点として知られてきた。現在はNetflixが同スタジオの買収契約を進めていると報じられている。
本作は昨年、パイロット版をウェストバージニア州で撮影していたが、カリフォルニア州の税控除制度を活用できることになり、その後のシリーズ制作はロサンゼルスを拠点に進められることになった。なお、パイロット版と本編で撮影地が変更されるケースは米ドラマ制作では珍しくない。
約1,900万ドルの税控除を獲得
『プリズン・ブレイク』リブート版には、約1,890万ドル(約30億510万円)の税控除が与えられる見込み。制作側は全63日間の撮影で5,320万ドル(約84億5,880万円)を州内で支出し、キャスト175人、スタッフ225人を雇用すると予測されている。
同作は当初、カリフォルニア州の映像制作支援プログラムで待機扱いとなっていたが、昨年12月に正式採択された。全8話のうち7話を州内で撮影する計画だという。
また、20th Televisionの作品としては、『High Potential(原題)』最新シーズンや、『ファミリー・ガイ』のスピンオフ『Stewie(原題)』も税控除対象となった。『Stewie』は2シーズン制作が決定しており、近年の制度改正でアニメ作品も支援対象に含まれるようになったことが追い風となっている。
新キャストで描く“同じ世界”の物語
オリジナル版『プリズン・ブレイク』は、冤罪で収監された兄を救うため、自ら刑務所に入る弟の姿を描いた犯罪ドラマ。2005年に米Foxで放送が始まり、4シーズンにわたり人気を博した。2017年には全9話の復活シリーズも制作されている。
新作は、過去シリーズと同じ世界観を共有しつつ、新たなキャラクターたちを主人公に据えるという。出演者には、エミリー・ブラウニング、ドレイク・ロジャー、ルーカス・ゲイジ、クレイトン・カルデナスらが名を連ねている。
ロサンゼルスの映像制作は回復傾向に
近年、ロサンゼルスでは映像制作本数の減少が問題視されていたが、2026年初頭は回復傾向も見え始めている。
撮影許可を管理するFilmLAの最新レポートによると、今年初めの撮影日数は前年10〜12月期と比べて約10%増加。一方で、長年ロサンゼルス制作の中心だったテレビドラマ部門は、依然として前年比28%減となっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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