北山宏光、映画『氷血』で体当たり演技に挑戦!雪に埋まり「早くOKを出してくれ!」
7月4日(土)、映画『氷血』の公開記念舞台挨拶が行われ、主演の北山宏光、共演の加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)、内藤瑛亮監督が登壇した。
本作は、父親の介護のために雪深い故郷に帰ってきた夫婦が、ある“白い存在”によって怪奇現象に巻き込まれていくホラー映画。北山が夫の稔、加藤が妻の悠希を演じた。
北山宏光、主演作『氷血』で苦手なホラー映画に挑戦
小泉八雲の怪談「雪女」をモチーフに、内藤監督がオリジナル脚本を執筆した本作。内藤監督は「怪談を伝承しながら再解釈し、家父長制や男女差を描きたかった」と語る。
もともとホラー作品が苦手だという北山だが、「ビックリさせたりドキッとさせる演技を届けることで、“驚き”を作り上げる過程を見ることができ、とても楽しかった」と撮影を振り返った。

対する加藤は大のホラーファンで、「寒さに震えながらも心は躍っていました」と笑顔を見せる。
極寒の福島ロケ!北山は雪中撮影に挑戦
本作のロケは、観測史上最大の積雪量となった福島県で敢行された。北山は雪原から顔だけを出すシーンで、雪の中に埋まって撮影。「(上半身は)ほぼ裸で寝ていたので、『早くOKを出してくれ!』と思っていた」と苦笑した。
そんな極寒の撮影後には、「温かいものが体に染みました。みそ汁はすぐに飲み終わり、撮影が終わるとすぐサウナに駆け込みました」と明かした。
加藤も、吹雪にさらされるシーンで全身にカイロを貼って挑んだという。「カイロのおかげで生き延びられた」と振り返りつつ、「恐怖もたくさんあるけれど、最後には少し光が差してくれる作品。寒さを感じながら、温かい気持ちになってほしい」と本作の魅力をアピールした。

「白い女」は何体いる?数えながら観る楽しみも
『ミスミソウ』(2018年)などで知られる内藤監督は、斬新なホラー描写で注目を集めている。北山と加藤については、「例えば、人間がリアルに叫ぶと顔を伏せてしまうもの。でも、ゆがんだ顔や美しさをカメラに捉えなければいけない。2人はすばらしい“怖がり顔”を見せてくれた」と太鼓判を押した。
北山は劇中で印象的な姿を見せる「白い女」にも言及し、「監督は、良い意味で遊んでいた。姿が見えないのに、香盤表(撮影現場で使われる進行表)に『白い女』と書いてあった」とユーモアをまじえて明かした。
加藤も「(白い女を)全員見つけられた人はいないと思う」と断言した。内藤監督自身も、「白い女」が何人登場するかは把握していないという。北山は「何体いたか、最終的に答えを出しましょう」と観客に呼びかけた。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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