北山宏光、7年ぶり主演『氷血』でホラー映画初挑戦!豪雪地のロケを振り返り「一番怖かったのは“寒さ”」
6月17日(水)、東京・新宿バルト9で行われた映画『氷血』の完成披露上映会に、主演の北山宏光、加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)、内藤瑛亮監督が出席した。
本作は小泉八雲の怪談「雪女」に着想を得たホラーで、父親の介護のため妻子を連れて雪深い故郷に戻った男が、ある“白い存在”に侵食されていくストーリー。北山にとって『トラさん~僕が猫になったワケ~』(2019年)以来、7年ぶりの映画主演作となる。
舞台挨拶に登壇した北山は、「スタッフ、キャストが一体となって作り上げた。ぜひ観ていただきたい」とアピール。もともとホラーは苦手だが、「逆に面白いと思った。“観る側”から“作る側”に回ることで新しい挑戦になる」とオファーを快諾したという。撮影ではシーンごとに内藤監督と話し合い、「自分の中の狂気的な要素をどの程度出していくか、後半でどう増やしていくかを意識した」と振り返った。

続いて、ロケ地となった福島県の寒さが話題に上った。撮影時の福島県は観測史上最大の積雪量に見舞われていた。寒さが得意ではないという北山は、「我慢すればいいと思っていたが、一面真っ白で、見たものを認識できない。想像していた以上の寒さだった。一番怖かったのは寒さです」と語った。それでも、「映像になると本当にすばらしかった。出演できて良かった」と自信を見せた。
対する主人公の妻役の加藤は大のホラーファンで、「この作品にも愛情たっぷりで臨み、自信があります」と豪語。オファーを受けた際も、「監督の作品が大好きだったので、ガッツポーズしました。母に連絡するくらいうれしかった」と振り返った。
北山と加藤は音楽番組での共演経験はあるものの、本格的な共演は今回が初。初めて話した加藤の印象を、北山は「人見知りかと思いきや、とてもフラットな雰囲気でいてくれた」と振り返る。加藤も北山について、「テレビで見ていた通りの温かい人。役者として尊敬しているし、お芝居で引っ張ってもらった」と感謝を伝えた。

Jホラーの新たな旗手として、『ミスミソウ』(2018年)などで注目を集める内藤監督は、「撮影中は雪で車が7回ほどスタックして、家に帰れるか不安になったが、何とか完成でき、皆さんに届けられてうれしい」と安堵を見せた。
内藤監督はキャストの2人を称えつつ、「ホラーを撮る時は1人でも多く“イヤな気持ち”になってくれたらうれしいと思っているが、この作品は人によって高揚感があるかもしれない。皆さんからどんなリアクションがあるか、楽しみにしています」とアピールした。
『氷血』は7月3日(金)より全国公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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