テイラー・スウィフト、再録「テイラーズ・ヴァージョン」を示唆? エミー賞に隠された大量の暗号を徹底解説
テイラー・スウィフトが2026年エミー賞の事前収録されたコントにサプライズ登場し、ファンの間で“次のテイラーズ・ヴァージョン”をめぐる考察が一気に加熱している。長年の友人であるマリスカ・ハージティとともに『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』を題材にしたコントに登場したスウィフトは、カメラに向かって意味深な言葉を口にしたほか、セットに置かれた小道具にも複数の“暗号”が仕込まれていたという。これらを受け、一部のファンは『テイラー・スウィフト(テイラーズ・ヴァージョン)』、さらには『レピュテーション(テイラーズ・ヴァージョン)』の予告ではないかと推測している。米『ジャスト・ジャレッド』が報じている。
テイラー・スウィフト、再録を示唆?エミー賞の寸劇にサプライズ登場
9月14日に開催された第78回エミー賞で、スウィフトは事前収録された『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』のコントに登場。長年の友人でもあるマリスカ・ハージティと共演し、スウィフティーズが彼女の一挙手一投足から“イースターエッグ”を探し出すことをネタにした内容となった。
ところが、単なるジョークに終わらなかったのが今回の出演だ。
スウィフトはカメラをまっすぐ見つめ、「私たちが探しているものは、目の前に隠れていると思う」といった趣旨の言葉を口にすると、続けて、「Saccharide(サッカライド)。Aries(牡羊座)。From the vineyard(ブドウ園から)。North or south(北か南か)」と、脈絡があるようでない4つの言葉を並べた。
マリスカ演じるキャラクターが「今、何て言ったの?」と尋ねると、スウィフトは「私は何も言ってない」と返答。
このやり取りに、ファンが反応しないはずはなかった。
「Saccharide」は未発表曲『Sugar』のヒント?
まず注目を集めたのが「Saccharide」という言葉だ。
これは糖類や糖質を指す言葉で、スウィフトの初期に書かれた未発表曲『Sugar』を連想するファンが相次いだ。長年ファンの間で知られてきた楽曲だけに、今回の言葉が偶然とは思えないという見方が広がっている。
もし『Sugar』が本当にヒントだとすれば、そこから浮上するのが『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』だ。
スウィフトはこれまで、『フィアレス (テイラーズ・ヴァージョン) 』『レッド (テイラーズ・ヴァージョン) 』『スピーク・ナウ (テイラーズ・ヴァージョン)』『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』を発表。各作品には、過去に完成していながらアルバム本編には収録されなかった楽曲を新たに録音した「From the Vault」楽曲も収められている。
そのため、もし『Sugar』が『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』の「From the Vault」に収録される可能性を示すものだとすれば、今回の「Saccharide」はかなり意味深なワードになる。
「Aries」は“最初”を意味する?
続く「Aries(牡羊座)」にも、複数の解釈がある。
牡羊座は12星座のトップに位置することから、「最初」を意味するヒントではないかと考えるファンがいる。つまり、スウィフトのキャリア最初のアルバムである『テイラー・スウィフト』を指しているのではないか、という説だ。
さらに、牡羊座が火のエレメントに属することから、スウィフトの初期未発表曲とされる『Fire』につながるのではないかという考察も登場している。
「Saccharide」から『Sugar』、そして「Aries」から『Fire』――いずれも初期の未発表曲につながるのだとすれば、2つの言葉が『テイラー・スウィフト(テイラーズ・ヴァージョン)』を指しているという説にもつながってくる。
「From the vineyard」は“From the Vault”?
4つの言葉のなかでも、特に“テイラーズ・ヴァージョン”を連想させるのが「From the vineyard」だ。
直訳すれば「ブドウ園から」という意味になるが、ファンはこれをスウィフトの再録アルバムでおなじみの「From the Vault(過去のアルバム制作時に書かれていたものの、当時はアルバムに収録されなかった未発表曲)」にかけた言葉ではないかと推測している。
さらに「from the vineyard」の頭文字が「FTV」となることから、「From the Vault」を連想させるのではないかという指摘もある。
「Sugar」や「Fire」といった初期の未発表曲と組み合わせて考えると、スウィフトのデビュー期に眠る楽曲を示す暗号なのではないか――という説が浮上するのも無理はない。
「North or south」が示すものとは?
そして、最も解釈が難しいのが「North or south(北か南か)」だ。
一説では、スウィフト自身のキャリアの始まりを示していると考えられている。
ペンシルベニア州で生まれたスウィフトは、10代でテネシー州へ移り、カントリー音楽の世界でキャリアをスタートさせた。ペンシルベニアからテネシーへという彼女自身の人生の移動を指しているのだとすれば、ここでも話は“原点”へと戻ってくる。
一方で、「North or south」を“最初と最後”と読み解くファンもいる。
現在、従来の形式で「テイラーズ・ヴァージョン」がリリースされていない初期6作品は、デビュー作『テイラー・スウィフト』と『レピュテーション』。つまり、スウィフトの再録プロジェクトに残された“最初”と“最後”を示しているのではないかというわけだ。
セットにも「テイラーズ・ヴァージョン」を思わせる暗号
スウィフトが口にした言葉だけではない。
今回のコントでは、背後に置かれた捜査ボードにもファンが注目。そこには、スウィフトのデビュー・アルバムを代表する楽曲『ティアドロップス・オン・マイ・ギター』を思わせる文字が確認できたという。
さらに、『デリケート』の文字もボードに貼られていた。
『ティアドロップス・オン・マイ・ギター』はデビュー作『テイラー・スウィフト』、『デリケート』は『レピュテーション』に収録された楽曲だ。
つまり、1枚目と6枚目――スウィフトの最初の6作品のうち、「テイラーズ・ヴァージョン」がまだ正式リリースされていない2作品を同時に示しているようにも見える。
これが偶然なのか、それとも意図的な仕掛けなのか。ファンの考察が止まらないのも当然だ。
「10:13」の時計にも意味がある?
さらに、セットの時計が「10:13」を指していたことにもファンは注目している。
これを「10月13日」と読むことができるうえ、「13」はスウィフトにとって有名なラッキーナンバーでもある。
ただし、この数字が実際に何らかの日付を示しているのかどうかは、現時点では明らかになっていない。
スウィフトの“数字”をめぐるイースターエッグはこれまでもファンの間でたびたび話題になってきただけに、今回も深読みしたくなるところだ。
「Is it TV?」は最も分かりやすいヒント?
そして、ファンが特に注目しているのが、捜査ボードに貼られた「Is it TV?」というメモだ。
コントの中ではもちろん「TV」はテレビを意味する。しかし、スウィフティーズにとって「TV」は「テイラーズ・ヴァージョン」の略称としてもおなじみ。
そのため、「Is it TV?」は今回のコントそのものが、次の再録アルバムを示すための仕掛けだったことを暗示しているのではないか、と考えられている。
「Hiding in plain sight」にも意味がある?
スウィフトが4つの言葉を口にする前に使った「hiding in plain sight(目の前に隠れている)」という表現にも、ファンは反応している。
このフレーズは、アルバム『ミッドナイツ』収録曲『ディア・リーダー』を連想させるものでもある。
もちろん、ここから具体的な発売日などを導き出そうとする考察はかなり推測の域を出ない。しかし、スウィフトがこれまで作品やMV、パフォーマンスの随所にファンが読み解ける仕掛けを忍ばせてきたことを考えると、今回の一言まで“意味のある言葉”として受け止められているのは興味深い。
デビュー20周年というタイミングも追い風に
そして、今回の『テイラー・スウィフト(テイラーズ・ヴァージョン)』説をさらに強めているのがタイミングだ。
2006年10月24日にリリースされたデビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』は、2026年に発売20周年を迎える。
スウィフトにとってキャリアの原点ともいえる作品の節目の年だけに、ファンが「そろそろデビュー作のテイラーズ・ヴァージョンが来るのでは」と期待するのも自然な流れだ。
これまで4作品の「テイラーズ・ヴァージョン」を発表してきたスウィフトは、再録プロジェクトを通じて過去の楽曲を新たな形で蘇らせてきた。
テイラー本人はまだ何も明かしていない
もっとも、ここで重要なのは、今回のエミー賞の仕掛けについて、スウィフト本人が『テイラー・スウィフト(テイラーズ・ヴァージョン)』や『レピュテーション(テイラーズ・ヴァージョン)』を示唆したと公式に認めたわけではないということだ。
「Saccharide」「Aries」「From the vineyard」「North or south」という4つの言葉から、「Sugar」「Fire」「From the Vault」「デビュー作」へとつなげる考察。そして、ボードにあった「Teardrops on My Guitar」「Delicate」、「Is it TV?」、さらには「10:13」という数字。
どれも単体では偶然とも考えられる。しかし、それらが一度に登場したことで、ファンの間では「これは次のテイラーズ・ヴァージョンの予告なのでは?」という期待が一気に膨らんでいる。
スウィフトが本当に何を仕掛けたのか。その答えが明らかになるまでは、今回もまたスウィフティーズによる“イースターエッグ捜査”が続きそうだ。
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