シャーリーズ・セロン、『オデュッセイア』の大ヒットに喜び「映画業界の励み」――慈善活動との両立も語る
俳優のシャーリーズ・セロンが、自身の設立した慈善団体「シャーリーズ・セロン・アフリカ・アウトリーチ・プロジェクト(CTAOP)」の年次チャリティイベントに登場。
セロンは米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じ、自身がカリュプソ役を演じたクリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』について語った。
シャーリーズ・セロンが『オデュッセイア』の大ヒットを語る
7月に全米で公開され、9月に日本でも公開された『オデュッセイア』は現在、全世界で16億ドル(約2,500億円)を超える興行収入を記録。ユニバーサル作品として史上最高の興行成績を打ち立てた。特にIMAX 70mm上映は大人気で、アメリカでは数週間前にチケットが完売するケースもある。

セロンは、『オデュッセイア』に対する大きな反響と、同作がハリウッドに与えた影響を語った。
米『ハリウッド・リポーター』の取材に対し、セロンは「皆さんが映画館に足を運びたいのだと分かって、本当にうれしいです」と、喜びをあらわにした。
セロンによれば、業界全体が「映画館で映画を観る」という文化に陰りを感じている今だからこそ、この反響は特に心強いという。
「この業界の人たちは、この先どうなるのか、今何が起きているのかをとても憂慮していると思います。だからこそ、皆さんは映画館で映画を観ることが好きなのだと、改めて思い出す必要があったのです」
ノーラン監督は、そのネームバリューだけで話題を席巻する数少ない映画監督の一人となった。しかしセロンは、彼だけを特別な存在にするのではなく、「この成功を業界全体の励みにしてほしい」と願いを口にした。
「ノーラン監督だけで終わらないでほしいし、彼自身もそう望んでいるはずです。むしろ、私たちはこの結果に勇気をもらうべきだと思います。彼自身も、こういう事例がもっと増えてほしいと思っているでしょう」
慈善活動・俳優活動・子育てを両立!20年の歩みを振り返る
CTAOPの設立から約20年。この日のイベントで、セロンは同団体が南アフリカ全土で約500万人を支援してきた実績を振り返った。
現地のニーズの変化に合わせ、同団体の活動の範囲も広がっている。現在では、教育やHIV予防、若者の安全確保のみならず、LGBTQ+の若者への支援なども行っている。
「こうした活動は、単独ではできません。洪水やコロナ禍のような事態が起きれば、組織として柔軟に方向転換する術が必要なのです」
この1年で活動が直面した最大の課題の一つとして、セロンは国際的な資金の縮小を挙げた。
「国際的な資金が削減されたことは、南アフリカだけでなく、世界中のこうした活動に壊滅的な打撃を与えたと思います。でも、そのことばかりに囚われてはいけません」とセロンは語り、活動を支えてきたサポーターやボランティアたちへの感謝を述べ、より一層の支援を呼びかけた。
こうした支援活動を続ける理由について、セロンは米『ハリウッド・リポーター』に明かした。
「これは慈善活動ではなく、コミットメントです。若者の未来は、生まれ育った場所に関係なく、彼ら自身が作ることができるという共通のビジョン、そして、この世界を誰もが豊かに生きられる場所にできるというビジョンへのコミットメントなのです」
セロンの最終的な目標は、「CTAOPの活動が今後20年のうちに不要となること」だという。セロンは、「20年もかからないことを願っています。できるだけ早い方が良いですね」と答えた。
セロンは、数十年に及ぶ俳優活動と、14歳と12歳の娘たちの子育てを両立しながら、そのコミットメントを貫いてきた。
「私はとても恵まれた人生を送っていると思いますし、活気と情熱を持てることに大きな関心を持っています。母親として生活しながらも、これらのことを両立できていると感じています」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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